近年は店舗の夜間営業の廃止が議論されるようになり、つい最近だけでもこういうニュースがありました。

ファミマ「24時間やめた」オーナーに聞く「時短営業にしてどうなった?」

マックスバリュ西日本/24時間営業中止、営業時間「9時~22時」に短縮

 

個人的には
「コンビニやスーパーマーケットの数が増えすぎただけで、営業時間の問題では無いのでは?」
と感じています。

商品の消費期限や店舗の固定費は変わらないわけで、効率だけ考えれば24時間営業の方がいいに決まっているからです。



深夜帯の営業が大赤字になるくらい、アルバイト確保と集客が立ち居かなくなっただけで、本質的には「店の数を減らすべき」「フランチャイズのオペレーションや契約内容自体に無理がある」ものであり、深夜営業をヤメることにより経営状況が改善されるとは思えません。

それはさて置き、この世の中の流れに対して、パチンコ店の場合はどう対応するでしょうか。

世の中が「深夜営業廃止」に向かうなら、一方でパチンコ業界は「夜間のトイレや飲食類販売の確保」を理由に、三重みたいなオールナイト営業を警察に掛け合うのもアリだと思います。

しかし現実的はパチンコ店でも人材確保が難しいそうですし、平日深夜に営業しても客が来ないでしょう。

それでも今後の可能性を広げるために議論しておくのはアリのはずです(土曜の夜だけオールナイトをするとか)。

逆に日曜日の夜の閉店時間を早める議論は必要かもしれません。

閉店保証復活出来ないの?

閉店保証復活により閉店2時間前からの稼働の落ち込みが軽減出来るはずです。

閉店間際まで打てるようになれば、営業時間短縮も出来ると思います。

ただ、閉店保証は今現在どの店もやっていません。

閉店保証が問題なのは
・閉店保証作業に時間がかかるので、決められた退店時間を遵守出来なくなる
・閉店保証内容は店の裁量によるため、保証を手厚くする事により射幸心を煽る事が出来る
だと思っていたのですが、ググって調べてみると

パチンコの閉店時の確変出玉補償が禁止の理由は?風営法が原因?

という記事が出てきました。

端的にまとめると
・建前「遊技」なので、客が遊技した上でメダルを出すのが基本
店側が出玉を保証してしまうと、遊技ではなくなり、実質的な賭博になる恐れがある。
という話です。

確かにそういう解釈も出来ますよね。

先日、下記の記事を書きました。

パチスロもメダルレスに向かうそうだが

パチンコ・パチスロの構造が大きく変わるので、台に期待値を計算&出力させて、閉店保証を復活させてみてはどうか?。

と考えていたものの、遊技から逸脱するので出来ないようです。

とは言え、5.9号機以降「有利区間」という表現を業界は使ってしまっている以上、上限の1500Gを消費できない時間(2時間前)から客に現金投資をさせるのは問題だと言えます。

「閉店保証をしない」とハウスルールに明記しておけば大丈夫、と安易に考えているのかもしれませんが、もし仮に客から集団訴訟となった場合おそらく負けるでしょう。

何故なら閉店2時間前からの対応を怠っているからです。

一般的なサービスは終了前に新規受付を終了しています。

ホールは注意喚起すらしてない以上、店側に騙し取る意図があるのは明白です。

妥協点として

閉店の出玉保証は風営法の観点から出来ないのは仕方ありませんが、客が使ったお金を返す事は出来ます(今でもトラブルが起こった時に示談としてやってます)。

そこを利用する事は出来ないでしょうか。

屁理屈ではありますが、風営法における閉店保証がNGの解釈も屁理屈なので、屁理屈には屁理屈をです。