少し前の話ですが、ジャンバリのトムさんが過去の発言について謝罪する動画が話題となりました。

端的に要約すると
・5号機しか知らないのだが、4号機の懐古する人の気持ちが解らなかった。
・「5号機でいいじゃん」という意見を過去何度も動画で話していた。
・先日、台湾で4号機の北斗を打ったら50分で3000枚出て驚いた。
・今の5号機だと時速1000枚しか出ない。
・それじゃあ会社帰りのサラリーマンが打てない
・4号機最高!!、4号機を懐かしむ皆さん、スミマセンでした
という話です。

確かに出玉スピードは重要だと言えます。

5号機も最高で純増3枚/1Gまで行きましたが、自主規制で2枚/1Gに制限したのは明確な間違いです。



最近のART機を夜から打つとか、僕には考えられません。

 

解決策は簡単な話で、閉店保証をする事です。

それがあれば出玉スピードが遅くても問題ありません。

閉店保証は警察の指導でNGという建前ですが、法的な根拠は無いはずですから、復活させればいいだけです。

4号機の話に戻すと、ゲーム性の進化は5号機になってあまり起こってないと思います。

昔の台の解析を見ると、「よく出来ている」と感じます。

5号機初期からパチスロを本格的に打ち始めたメタボ教授からすると、リプパン外しの時代からリノタイプまでの進化は見ていて楽しかったです。

しかし、それは5号機の規制を回避するための技術であって、4号機だとほぼ問題なく出来ます。

そのためゲーム性というのも進化して無いと感じました。

 

4号機は最高だったのか?

パチスロ好きからすれば最高だったのかもしれませんが、僕のように別のギャンブルの専門家からすれば、見方が違いました。

4号機はギャンブル性が凄いと語られる事が多いです。

しかし、公営ギャンブルをやっている人間からすれば、ハナで笑う内容となります。

4号機のミリオンゴッドでゴッド引いたとパチプロに言われても

それで?

と心の中では思ってました(実際は凄えなあ(゚∀゚)という反応をしていましたけど)。

ゴッドを引いて貰える出玉を一瞬にして失うのが公営ギャンブルであり、大勝ちする時は数百万のリターンがあるわけです。

実際、パチスロにギャンブル的な魅力は一切感じず、他人に誘われない限り行くことはありませんでした。

4号機を触らなかった本当の理由

は別にあります。

まず目押しが出来なかった事です。

目押しが出来なかったのは僕だけじゃ無かったはず。

 

次に裏物も多くあり、得体の知れないものにお金を突っ込むのはNGだと考えていた要因もあります。

ネットに情報が殆ど落ちてなかった時代です。

裏物というモノがある以上、雑誌の情報すら間違っている可能性があります。

リアルな情報を得るには業界側の人とつながりが必要でしたが、僕にはそのような人脈が無かったです。

「ハイエナすれば勝てる」と頭では解っていても、データカウンターが無い店もありましたし、データカウンターがあっても、その数字がボーナス間であるかどうか解りません。

知り合いから得た天井情報も目の前にある台に通用しない可能性があります。

時代が変わって5号機になり、目押しも簡単になりました。

裏物も無くなりました。

ギャンブル性が抑えられたので、勝ちへの収束期間が短くなりました。

そのような状況になって初めて「ああ、パチスロってちゃんと立ち回れば勝てるのだな」と実感したわけです。

 また、情報も集めやすくなります。

4号機の時代も勝っていた人は沢山居たわけですが、勝つには膨大な手間と時間が必要でした。

ネットが無いので台の情報や店のイベント情報を集めるのにも一苦労です。

色々な人づきあいも大切となります。

今でこそ僕は競馬とパチスロと相場をやっていますが、昔は全部勝てている人なんてまず居なかったはずです(情報収集する時間が物理的に足らないので)。

新規打ち手を獲得するという意味で、「裏物の排除」と「目押しなどの敷居の低さ」という部分は5号機になって確実に良くなった部分だと言えます。

その良さは今後も残して欲しいと思いますが、どうなるでしょう。

 

時代は6号機に移り変わります。

「5号機は良かった」

と嘆いてしまうのは不可避です。

僕も5号機懐古厨の老害になってしまいそうですが、嘆いたからといって何も解決しません。

しかし、前向きにモノを語れる状況でもないのが、困った所です。