先日
ジャグラーも撤去?6号機の移行が伝えられたらしい
という記事を書きましたが、噂は本当だったようで、本日表面化しました。

 ギャンブルの依存症対策を巡り、警察庁がパチンコの出玉規制の基準を見直す方向で検討していることが31日、同庁への取材で分かった。射幸性を現在より抑制するのが目的としている。

警察庁によると、パチンコの出玉基準は、風営法の施行規則で「1時間の出玉を発射させた遊技球の数の3倍以下、10時間では発射させた2倍以下」などと定められており、今後具体的な上限値などを検討する。パチスロも見直しの対象としている。

松本純国家公安委員長は31日の記者会見で「遊技の射幸性を抑制するとともに、依存問題を抱える人への支援の拡充を推進するなど、対策を進めたい」と述べた。
共同通信様より引用

また、こういう記事も出ています。

 政府はギャンブル依存症対策として、インターネット経由での馬券などの購入制限や、パチンコの出玉規制の強化に取り組む方針を固めた。31日に関係閣僚会議を開き、夏ごろまでに具体的な対策案をまとめる。秋の臨時国会で必要な法改正に取り組む方針。

競馬については、ネットによる購入制限を進める。現在、1回の投票(購入)あたりの購入上限額は100万円で、週末ごとに300回まで投票できる。ネット経由では現金を扱わないため依存症に陥りやすいと判断。1回あたりの金額や回数の引き下げを検討する。競輪や競艇など既存の公営ギャンブルでも同様の取り組みを進める。

パチンコでは「深刻な依存状況を放置できない」(政権幹部)として、射幸心を過度にあおらぬよう、出玉規制に向けて風営法施行規則の見直しを検討する。パチンコは一般に1玉4円で借りて打ち、「大当たり」などで多くの玉を得る仕組み。得られる玉数を減らすことでギャンブル性を抑制できるとみている。

このほか、本人や家族の申告に基づく利用制限も検討。パチンコ業界が進める利用者自身で上限額を決められる「自己申告プログラム」の普及を促すほか、「ギャンブル依存症」と診断された患者の家族から申告があった場合に施設への入場や利用を制限する仕組みも検討する。

朝日新聞デジタル様より引用

『得られる玉数を減らすこと』というのがポイントとなりそうです。

これまでの規制には何だかんだ言って「出玉の上限に関する内容」が殆どありませんでした。

そのためGANTZポセイドンのような「いびつな仕様」を作れば20万円、30万円の大勝ちも可能です。



問題はどのような仕様になるかです。

5.9号機(自主規制)のように
・通常時に天井がない
・出玉に天井がある
ような仕様だと誰も打たないです。

例えば6号機が「試験時にメイン基板からのナビ状態が◯◯◯G続いたら不合格」という規則なら、その数字が厳しくても5.9号機よりかはマシでしょう。

一方で「元祖ハネスロみたいな台しか駄目」という可能性もあります。

それならスロは終了です。

こればかりは見守るしかありません。

気になるのは

他のギャンブルの依存症対策が甘すぎる気がします。

競馬のネットによる購入制限って、現金で買える以上全く意味がありません。

そもそも僕はJRAの投票口座を複数持っています(現在の法律だと問題ありません)。

依存性対策とか言っていますが、厚生労働省の定義からしておかしいです。

 ギャンブル依存症について、厚生労働省が全国11の都市のおよそ1000人を対象に調査した結果、生涯で依存症の経験が疑われる人は2.7%でした。
「負けた分を取り返そうとギャンブルをした」「負けても、勝っているとうそをついた」などの項目に一定数当てはまる人を集計しています。
前回調査の4.8%より低い結果でしたが、厚労省は「調査方法の違いが大きい」としていて、夏にも新たな調査結果をまとめる考えです。
BIGLOBE様より引用

「負けた分を取り返そうとギャンブルをした」
「負けても、勝っているとうそをついた」

それは単なる養分様の日常であって、病気でも何でもありません。

一般的なギャンブル依存性とは他人に迷惑をかけるレベルで負けるような人です。

依存症対策をしたいのなら、まずはクレジットカードで買えるシステムを廃止するのが先決でしょう。

借金をしてまでギャンブルをする方法を食い止めるのが一番の依存症対策となります。

クレジットカードを禁止にすると公営ギャンブルやTOTOへの影響が大きいですが、本当にギャンブル依存性の人間を無くしたいならすぐにやるべきです。

結局のところ

・依存症の定義がデタラメだから、きちんとした対策が見えてこない

・カジノ法案を通したいだけで、依存症対策なんて元々する気が無いから適当にやっている

というのが本質なのかもしれませんが、それにしてはパチンコ・パチスロに対する締め付けだけは厳しいと感じます。