まだ確定情報ではないですが、「保通協の試験が変更される」という噂が出ています。

正式発表を待ちたいですが、本当なら歴史的な出来事となります。

運任せの試験方法

運任せで合否を判定しているので、台がなかなか適合せず、新基準機の供給が遅れているというのが建前みたいです。

「持ち込むスペックを下げればいいじゃん」
とも思いますが、低スペックの台でも出玉の起伏がある以上、新たに始まった1600G規制を高確率で通すのは難しいと考えられます。

例えば、AT機の有利区間は最大1500Gです。

2つの有利区間をまたぐ事も多々あり、有利区間内でゴニョゴニョする事は出来ません。

それが理由かどうかは分かりませんが、適合率は6号機の当初から低い数字で推移しています。

保通協の試験内容が変わり、適合率が改善されるのは良い事です。

 

しかし、1点気になる事もあります。

警察は機械割(ホール割)が100%を超える設定がある台の設置を認めているのでしょうか?

100%を超える台が存在する事は射幸心を煽る営業です。

昔は台横の説明書に「設定別の割」が載っていましたが、今は載っていません。

おそらく「射幸心を煽るから排除された」のだと思います。

保通協の試験は運に左右されるから「60%~115%までがセーフ」であるだけで、100%を超える設定が存在する事を、警察は正式に認めていないかもしれません。

もし仮に保通協の試験から運の要素が排除されるなら、そこの解釈が気になります。

バタバタしそう

本来あるべき姿は「基盤を試験する」のではなく「基盤の中身の審査する」だと思います。

しかし、保通協の業務を根本的に変える時間なんて残っていません。

試験方法が緩和されても、付け焼き刃的な修正になるでしょう。

そこでポイントとなるのが、歪みや抜け道が生じた場合です。

例えば、2008年から5号機の小役優先制御が認められましたが、結果としてその趣旨とはかけ離れたAT機に辿り着きました(5号機最初のレギュレーションだと現行のAT機は不可能です)。

今回も何かしらのスキが生じて、6号機が進化する事を祈ります。