先月の頭に
「今あるパチンコ台は違法なので撤去が必要」と警察が公式要請
という話をしました。
保通協がOKを出した釘配置と
実際ホールへ出荷される釘配置とが
異なるため撤去が必要となります。
昨日は違法パチンコ機のリストが出まわる日と聞いていました。
しかし、結局のところ出て来なかったそうです。
パチンコ日報様より引用
12月1日は日工組から全日遊連に対して撤去機種のリストが発表される日だった。業界人が固唾を飲んでその発表を待っていたが、会議が終わった夕方になってもついにリストが公表されることはなかった。
「日工組が事前に警察庁へ撤去リストを持って行ったのですが、突き返された、というのが実情です。そのため、1日は日工組が全日遊連にリストを発表することができなかった。リストはこのまま闇に葬られることになりのではないでしょうか。警察庁としては撤去よりも、日工組には新基準機を開発することの方が先といわれたようです」(業界事情通)
事前にこのリストを見た事情通によると、リストには古いMAX機が載っていた、という。
(中略)
日工組と全日遊連は撤去リストを元に、今後の撤去期限などを決めて行く予定だったのに、撤去リストがない以上、話の進めようがない。一体、あの騒動は何だったんだろう。「撤去リストを受け取ると警察庁が違法機を認めてしまうことになるので、受け取れなかったのではないか」とはメーカー関係者。
警察庁が望む新しい遊技機が登場するのは早くて来年3月ごろから。それから、“旧基準”と順次入れ替えるということであれば、通常の新台入れ替えと変わらないことになる。
最近の新台は一般入賞口にも多少入賞しやすいそうですが、あれでも諸元表と違う違法台なのですね。
別の見方をすれば
3月までに出るパチンコ台はほぼ全て違法機です。
購入は当然見送るべきでしょう。
違法機問題は有耶無耶に
先月の中旬に 警察庁の大門雅弘課長補佐が「違法機設置はホールの責任が大きい」というような発言をして物議を醸し出しました。
遊技通信WEB様より引用
そもそも、なぜ、検定機の性能を逸脱した遊技機が市場に出回るのか。営業利益に対する貢献度の高い遊技機としてホールが欲し、その要望に答える形でメーカーが製造する、そういった構図があるのは否めません。残念なことですが、推進機構の遊技機性能調査が始まった6月以降においても、検定機の性能を逸脱した遊技機が営業所から少しも減らないばかりか、メーカーへの改善依頼が一つも聞こえてこない状況が、ホール側も検定機の性能を逸脱した遊技機を欲していることの何よりの証左であります。
そういった違法な範囲まで営業形態の選択肢があると居直るホール側の誤った姿勢や考え方を改めていくことなくして、市場の遊技機を適正なものに入れ替えていくことはできません。不適正な遊技機とは決別するとの決意と、今後の営業の用に供することができる適正なぱちんこ遊技機は何かというビジョンをホール側が持つことにより、メーカー側への適正な遊技機の販売要望が可能となり、その要望に応じて、メーカー側の適正な遊技機の開発・販売計画が進み、販売時期が決まり、その販売時期に応じて、現状出回る検定機の性能を逸脱した遊技機の撤去計画が進むというのが、現実的に進めていける一つのシナリオではないかと考えます。
メーカーからいくら金を貰ったの?
ホール側に責任があるのなら、保通協の試験も公安委員会の検定も警察の認可も必要が無くなります。
大門課長補佐のトンデモ発言に対して
ホール団体側は直ぐに反論します。
パチンコ倶楽部様より引用
全日遊連(ホール側の団体)の阿部理事長は、「検定時と納品時で釘の状態が異なるということを知ったのは今年6月のこと。
それ以来、私は検定と納品が同じ状態の、安心して使える遊技機を出してほしいと、日工組との定期連絡協議会で言いつづけてきた。
それ以前には、検定時と納品時で遊技くぎの状態が大きく乖離しているということはまったく知らなかった。メーカーは『ホールがそういう機械を要望するから作ってきた』と言うが、我々が違法機を作ってくれと話した覚えはない。
高射幸性遊技機の撤去とは別次元の話であり、下取りなどで同じ条件になるとは考えていない」と述べた。
とホール側が正論を突きつけたので
警察やメーカー側は方針転換せざるを得なかったと推察します。
結論は先送りだが
3月に合法台が開発出来たとして、その台には稼働が付かないでしょう。
今のパチンコはアクセルATのように吸い込みが速いのですが、それが最近のAT機みたいな仕様に変わります。
そのため、ホール側は買わない方がいいです。
違法機を撤去する前に
問題責任の所在を明確にするのが先でしょう。
メーカー側としては3月からの新台が売れると喜んでいるはずですが、そんな事を許してはいけません。
追記:パチンコ不正台問題、撤去対象と正常機のリストを1月末に公表へ
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