今回紹介する記事はパチンコパチスロドットコム様の
現金売買で話題になったメルカリで「特殊景品」売っててワロタwwwwwwwwww
です。

メルカリというのは端的に言えばフリーマーケットアプリ(オークションアプリ)となります。

つい先日、1万円札5枚を59500円で出品して話題となっていました。

冠婚葬祭で使うピン札なら、銀行に行く手間を省くために買うという需要がありますが、これらの出品は概ねクレジットカード枠の現金化として買われるものです。

メルカリ側は「けしからん」と現金の売買を禁止したわけですが、今度はSuicaや特殊景品が売り出されています。



価格は上記紹介記事によりますと
1500円相当→1855円
5500円相当→8000円
と様々あるようです。

発送の手間がかかりますが、クレカ現金化需要に乗ればパチプロも凌ぎやすくなります。

転売屋・ネット詐欺対策

というのは案外すすんでいません。

今頃になって下記のようなニュースが出ていますが、こんなのAmazonマーケットプレイスが出来た当時から起こっていた事です。
Amazonマーケットプレイスで「詐欺業者」横行…商品届かず、個人情報漏れる恐れ

Amazonマーケットプレイスで注文した商品が届かないーー。昨年末ごろから、そんな詐欺業者によるトラブルが増えているようだ。購入代金はAmazonが返金してくれるが、氏名や住所などの個人情報が抜かれてしまうとして、消費者に不安が広がっている。

「マーケットプレイスで洗濯機や冷蔵庫が1円で売られている」。そんな情報がネットを飛び交ったのは4月21日のことだった。プロジェクターや絵画のレプリカなど、通常購入すれば、数万円するような品々もすべて1円。しかし、うまい話には裏があった。1円で売っていたのは、中国系の業者。この業者の商品は消費者のもとに届かないのだ。

約1900点の商品をすべて1円で出品していたのは、この日開店したばかりの「LINGX」というショップ。ショップの評価欄には「明らかな個人情報収集目的の詐欺業者」など、4月24日時点で50件を超える苦情が書き込まれている。商品が途中でキャンセルされたり、「中国発~ロシア着」など嘘の配達情報が送られてきたりするという。

この業者から商品を購入したあるユーザーによると、メールや電話で連絡がつかないため、Amazonのカスタマーセンターに尋ねたところ、「詐欺」とは明言されなかったものの、「アカウントに問題がある」として、「発送中」にも関わらず返金などの手続きを進められたという。

●Amazonユーザーには返金も…氏名や住所が抜かれる

昨年末ごろから、こうした怪しい海外業者が増えているようだ。Amazon出品者による掲示板「セラーフォーラム」には、「ここ半年、海外の新規業者が3~9割引きで人気商品を販売しています」などと問題視するスレッドが複数立ち上がっている。多くの場合、商品が届かなかったり、勝手にキャンセルされていたりするという。業者の狙いは、金を騙し取ることと、個人情報を得ることだと見られる。

Amazonから業者に代金が渡ることもあるが、ユーザーにとって金銭的な損害はほとんどない。「Amazon マーケットプレイス保証」を申請すれば良いからだ。これは30万円を限度として、Amazonが業者に代わって返金してくれるサービス。

むしろ、怖いのは個人情報の流出だ。Amazonカスタマーセンターによると、商品が届かない場合でも、業者にクレジットカードの情報が流れることはない。ただし、(1)購入者の氏名、(2)商品受取人の氏名、(3)商品の届け先、は業者に伝わってしまうという。「万一、個人情報の悪用による被害があった場合には、二次被害などを防ぐため、警察など第三者機関へご相談ください」

最近は抜かれた個人情報を使って、詐欺ネットショップの経営者に仕立て上げられるケースも出てきています。

ある日突然、催促状が来たり、クレームの電話がかかって来るわけです。

そんな恐ろしい状況を放置しているAmazon側に問題があるのですが、何も対応していません。

特に問題なのがAmazonのサイトの構造です。

Amazonの仕組みを知っていれば
・Amazonからの発送は信頼性が高い
・マーケットプレイスからの発送は詐欺の可能性も十分ある
という事くらい高校生でも気がつくのですが、Amazon直版とマーケットプレイスとの区別が解りにくく出来ています。

消費者保護のためには全く別のサイトに分けるべきです。

でも分けてしまうとマーケットプレイスの売上が下がるので、Amazonはやらないのだと思います。

かく言う自分もAmazonで電子書籍を販売させて頂いている身です。

電子書籍の中身の審査はありましたが、僕自身の審査はありませんでした

楽天も同様に中身の審査だけで、身分に関しては無審査だったと思います。

一方で先日DMMでも電子書籍の販売を開始させて頂きましたが、

競馬で勝ち続ける1%の人になる方法

こちらは身分証明書の提出や紙の書面での契約書の締結が求められました。

本来は商売をやる以上、販売元の信用性は何より重要です。

しかし、ネット通販が一般化して10年以上経ってもそういった議論が出て来ません。

これから先も当面出てこないでしょう。

以上の事からクレカの現金化需要を狙った特殊景品販売というのは今後も成立しそうな立ち回りです。

ネットに出品して、売れてからパチ屋に行って景品を持ち帰ればいいですから、在庫を抱える必要がありません。

冒頭の「メルカリで出品していた特殊景品」は既にそういう事に気がついたパチプロ組織がやっていた可能性もあります。

正しい対策とは

悪質な転売屋やサイトショップを排除しようと、色々議論されていますが、まだ正解には辿りついていません。

正解は

個人情報の内容を保証する機関の設立

です。

アカウントを容易に開設出来る状態では絶対に悪質な人間を排除出来ません。

そこで認証段階のハードルを大きく上げる事により売り逃げを排除します。

商売である以上、買う側に規制をかけるのは現実的じゃ無いので、売る側に高い認証ハードルを課して選別するしかないです。
認証のハードルの高さと言えば、インターネット銀行やグーグルなどはインターネットと切り離したワンタイムパスワードを発行しています。

サイトだとSSLの証明書を取得します。

インターネット上でモノを売るには、それ以上の認証を求める事が重要です。

具体的には個人情報を保証する機関を通じてでないと販売申請を出来ないようにして、更にその機関を通して作成された銀行口座でしか売上を受け取れないようにすれば、悪質な業者は減るでしょう。

Amazonも楽天もそういうシステムを導入しない限り、近い将来頭打ちになるはずです。

 

個人情報の認証機関についてはマイナンバーを発行している国がやるのが望ましいですが、そういう話になるまであと何年もかかると思います。

といった感じなので、当分は「特殊景品のネット販売」は有効だと思うのですが、非等価移行後に都内で全く稼働してない僕には関係ない話です。

追記:メルカリで禁止になったそうですメルカリ、「パチンコの特殊景品」も削除対象に 現金、Suicaに続き

まあ特殊景品で出品せずに下記のように違う名前で出せばいいと思いますが、いたちごっこでしょうね。