問い合わせ窓口よりメールを頂きましたm(_ _)m。

いつもお世話になっております。
教授さんのブログでは末期の名無しでコメント投稿している者です。
ネットで批判するリスクについてですが、これから裁判が簡単に出来る様な状況になるとしたらネット記事やコメント欄でサクライター批判すら出来ない様な状況になっていくのでしょうか?
自分の思ってる事を発信しただけで、相手側が誹謗中傷と解釈され金銭を取れると思われたら訴えられてしまうのでしょうか。

パチンコ屋の営業が本当に末期になった時にネット掲示板の「店叩きの書き込み(特に遠隔や店員の個人情報を出して中傷する等の話題)」が営業妨害として金銭を取る目的で訴えられる時代が来るのかなと薄々思ってはいたのですが、これからそういう時代になるんでしょうか。

教授さんのお考えをブログにして頂けたら嬉しいです。
宜しくお願い致します。

僕は「ネットの書き込みに対して訴訟が簡略化されて来ているので、匿名だからって安易な書き込みはやらない方がいい」と述べましたが、それについて詳しく解説します。

 

つい数日前にもこういうニュースが流れていました。

【敗訴】有名配信者の横山緑さん、ニコ生の発言で名誉毀損が成立!罰金20万円を言い渡されてしまう

タイトルだけ見ると「相手もたかだか20万欲しさに訴える必要は無い」ような印象を持ちますが、実はコレ民事裁判ではなく、刑事裁判です。



名誉毀損というのは立派な犯罪となります。

横山さんは上告するそうですが、刑が確定すればチャンネル閉鎖など社会的なペナルティが待ち受けている可能性があるわけです。

彼は注目されてナンボの世界でやっているのでまだいいのですが、普通の会社員なら人生が変わります。

訴訟の手続きの簡略化

については解説出来ません。

僕もまだ先の話ですが、訴訟を考えています。

そのため、手の内を明かす訳にはいかないです。

ただ、このブログのコメント欄に書き込んだ読者様を訴訟する予定はございませんので、ご安心下さい。

他のブロガーさんを訴えるつもりも一切ございません。

訴訟になるかどうかのライン

相手側の受け取り方の問題です。

根拠がない誹謗中傷でも「知名度向上になる」と捉えられれば、「ありがとうございました」としか感じません。

しかし、根拠がある批判でも、全力で嫌がらせをして来る人間もいます。

このブログは名誉毀損で訴えられても大丈夫なように、免責要件にあたる「事実の公共性」、「目的の公益性」を意識して記事を上げていますし、たとえ何かの間違いで刑事罰を受けても問題がない身分です。

とは言え、問い合わせ窓口から削除や訂正を要求されたものにつきましては、相手側の意向を尊重してほぼ全てのケースで直していますので、業界関係者の方々はご遠慮なくお申し付け下さい。

ちなみに、ブログのコメント欄に適当な事を書くと、それを放置した管理者側にも責任が生じます。

現状、このブログのコメント欄の内容に他所様からクレームは来てないので「至ってない書き込み」も承認していますが、今後は少し変えるかもしれません。

つまり、質問の「これから裁判が簡単に出来る様な状況になるとしたらネット記事やコメント欄でサクライター批判すら出来ない様な状況になっていくのでしょうか?」
に対しての回答は、批判出来ないのではなく、批判をするならそれなりの覚悟を持つことが求められる時代になるという話です。

「匿名だから何を書いても大丈夫」だとか、既に時代遅れの考え方になりつつある事を知っておいて下さい。