今回紹介する記事はパチンコ日報様の
大手広告代理店関係者による時事ネタ二題
という記事です。

悪質タックル問題で大学イメージが毀損されてしまった日本大学は、その影響が就活生にも及ぶ事態へ発展している。

日大学生部は就活生へ向けて次のお詫び文を発表している。

現在、本学に関するさまざまな報道がなされており、就職活動に奮闘している学生の皆さまは採用への不安にかられていることと思います。 この点、大学の対応が遅くなりましたこと、心よりお詫び申し上げます。

就職指導課では、学生の皆さまの就職活動への影響が最小限となるよう、企業・団体の採用担当者に従前どおりのご配慮をお願いしていますので、学生の皆さまは臆することなく引き続き就職活動に励んでください。

就職指導課では、皆さまの就職活動を最重要課題と考えておりますので、是非ご相談ください。就職指導担当教員並びに就職指導課スタッフ一同、最大限の努力をいたします。

悪質タックル問題は監督の責任であって、アメフト部員はともかく一般の就活生には全く関係のない問題だが、採用する企業はそうでもなさそうだ。

大手広告代理店の関係者はこう話す。

「日大生を採ったら、よく採ってくれたな、と世間が思う一方で、日大生しか採れなかったのか、という反応を警戒して、それなら最初から日大生は一切採らない、という人事担当者もいますね。日大生は、今年は苦戦するんじゃないでしょうか。今は箱根駅伝4連覇の青学のブランドイメージが上がっていますね」

しかし、ホール企業の見方は違う。

「それでなくてもパチンコ業界は新卒採用が厳しくなっています。大手ホールの中には、日大出身者に後輩をリクルートするように働きかけているケースもあります」

何度も言うが、内田前監督が主犯格であって、一般の日大生が悪いわけでもなんでもない。ホール企業は日大生を積極的に採用するのもいいだろう。

日大問題はこのぐらいにしておいて、大手広告代理店関係者の話はまだ続く。

「パチンコメーカーからテレビCMに関して相談がありました。今、CMを打つことで企業イメージ、世間の反応について客観的に教えて欲しいという内容でした」

メーカーとしては遊技客が減少し続ける傾向をテレビCMで少しでも打破したい、という考えのようだが、広告代理店が下したアドバイスとは?

「今、依存症の問題が持ち上がり、ギャンブル依存症対策法もいずれ施行される中で、CMを打つことは逆効果。ラジオも週刊誌もすべてダメ。この先5年はまだ自粛すべき」

依存症問題を論じるのであれば、本来は公営競技も宝くじもテレビCMは自粛すべきだが、そういう風潮はない。

 

まず、広告というものは「費用対効果」を最大限に引き出す必要があり、ターゲットを決めない広告の効果は薄いです。

例えば新台を導入するのは「チラシに乗せるため」という意見をよく目にします。

このブログのコメント欄にも何回か書かれていました。

そういうのを見て
ひょっとして、新台出すごとに毎回新聞広告を入れているの?
と言いたいです。



広告って宣伝方法によって見る人の属性に偏りがありますよね。

概ね「新聞広告だとお年寄り」で「若い人はネット」といった感じです。

つまり、海やジャグの新台を導入するなら新聞広告を打った方がいいですけど、泡沫アニメ版権の台なんて新聞広告を打っても、おそらく効果はありません。

高齢者を集めたいなら、パチ屋の駐車場で第3者にスペースを貸す形で産直野菜販売会を行って、その新聞広告を出した方が全然集客出来るでしょう。

一方、若い人を集客したいのなら、ネット広告が主流であり、サクライターを呼ぶのが定石です(それがいいかどうかは別として)。

新台1台の値段を払えば、youtubeやSNSで拡散して貰えます。

依存症対策で広告を自主規制すべきか

僕は全く逆だと思います。

紹介記事に書かれているように、公営ギャンブルも宝くじもTVCMをガンガン流しています

CMを流しているからこそ、ギャンブル依存症法案の話題は程々に収まっているわけです。

日大の事件で大騒ぎの陰にかくれて、カジノ法案を通したいところでしょう。

 

そのため、パチンコのイメージアップCMはどんどん流してもいいと思います。

「パチ屋の駐車場で子どもの車内放置防止」とか、「パチンコは、適度に楽しむ遊びです」とかでも構いません。

集客には効果が無いように見えますが、将来的に一番恐ろしいのは「一般人がパチンコの存在を忘れる」事です。

メーカーやホールが少しずつお金を出し合って広報団体を作るべきですが、そんなものは既にあって、天下り&利権団体になってそうですね(´・ω・`)。