今回紹介する記事はパチンコ屋の裏話 現役店長楽太郎のお部屋様の
【アルティメットパワーハラスメント】パチ屋の役職者語録-その①新台入替編
という記事です。
最近はパワハラという言葉をやたら耳にするようになりました。
僕が社会人をやっていた頃はあまり聞かなかった言葉です。
記事の最後に書いてあるように
『※この内容だけ見ると当時の営業部長は相当な悪人のようですが、付き合い方さえ間違えなければある程度は大丈夫な方で、職業釘師あがりの腕が良い先輩業界人です(既に引退)』
上司の扱い方の問題だと思います。
こういう上司の扱いが上手い人は出世しますし、そうじゃない人はずっと怒られ続けるでしょう。
ちなみに「パワハラ」という英語は存在しません。
日本語です。
海外だと日本よりも人材の流動性が高いので、駄目な上司なら見切って他の会社に行きます。
一方で駄目な部下はクビを切ればいいだけですから、怒る必要がありません。
日本は高校・大学・新卒というレールから外れるとほぼノーチャンスであり、その場で我慢する事が求められる特殊な社会です。
問題の本質は「人材の流動性の無さ」にあるので、そこが改善されればパワハラ云々は無くなると思います。
パチ業界も人材難だそうで
それはさて置き、今回の本題。
楽太郎さんが先日こういうツイートをされていました。
昨日経営者と話し込む機会があり、あと5年を目処に店舗管理からは完全に離れて、本社業務にシフトするようにとの事であった。とは言え、これは他のホール企業も似たような場面があるだろうが、20代後半~30代前半くらいの、良い感じの店長候補の育成には本当に骨が折れる。さて、どうしたものか。
— 楽太郎 (@geneki_tentyou) 2018年9月25日
これから先、パチ業界は求人や人材育成の面で大きく苦労するでしょう。
今年になって「銀行は今の就活生から敬遠されている」というニュースをよく耳にします。
金融はAIに代替えされる分野です。
メガバンクが大規模なリストラを計画しているのも不人気の理由でしょう。
僕は「競争倍率が低いのなら、キャリアを積むために銀行という選択も賢いのでは?」と思うのですが、大半の学生さんは自分の将来ではなく企業の将来を見て就職先を選びます。
パチンコ業界も同じで、先が長くありません。
新卒で入りたいと思う人は少ないはずです。
銀行と違って、異業界への転職も困難なので余計に敬遠されます。
対策としては
・ホールが駄目になった時を見据えた体制づくり
・求人の仕方を変える
の両方を考える必要があるでしょう。
パチンコユーザーは900万人居ますが、残りの1億2000万人の大半はパチンコの事をよく思っていません。
「パチ業界から異業種への転職は困難である」
という業界関係の記事は過去何度も見ました。
パチ業界を知らない人でも、それくらいは察せます。
本来ならパチ業界があと40年続く道筋を示すべきですが、それは無理なので「ホールが無くなった後のケア」をする必要があるでしょう。
具体的な例を挙げるとホールの屋号と会社名は別にすべきです。
形だけでもパチンコ以外の別業種に参入しておいた方がいいと思います。
それだけでも就活生の印象は変わるでしょう。
ちなみに、見栄えがよくて現実的なのは広告代理店業(動画撮影事業)です・・・。
自前で立ち上げるのが面倒なら、廃業寸前のサクライター派遣広告代理店を買収すればよろしいかと思います。
ただ、新卒採用自体をヤメるのも一つの考えです。
超売り手市場の状況で、パチ業界にろくな人材が入ってくるわけがありません。
それこそ、ネットで話題になっている「退職代行業」を立ち上げてみてはいかがでしょうか。
退職手続きだけではなく、次の就職先が見つからなければ自ホールへの就職を斡旋する形です。
ブラック企業には思わぬハイスペックの人材も居ると思います。
求人や人材育成に関連して、先日こういう動画を見ました。
エクセルジャパンさんは過去紹介したように、打ち子を雇うための広報力を非常に重視していて、守谷会長が表に出て活動をしています。
エクセルジャパンの名前はパチンコ打ちならみんな知っていると思いますので、求人活動に関して他の軍団よりも圧倒的に有利です。
広報力の重要性にいち早く気がついたので、ここまでの組織になったと言えます。
一方で、ぱぴーさんの
「パチンコパチスロを知らない初心者(普通のサラリーマン)を雇っている」
という考えにも、なるほどなあと感じました。
詳しい説明はありませんが、おそらく
「パチンコパチスロ好きに期待値や社会性やお金の管理を教えるより、一般のサラリーマンにパチンコやパチスロを教えた方が組織運営的にやりやすい」
という考えだと思います。
これってパチ関連企業でも同じのはずです。
パチンコ・パチスロを知っている人を雇ったほうが即戦力にはなるものの、知らない人に教えても1ヶ月や2ヶ月のロスだと思います。
パチンコ好きじゃ無い人が業界で働く弊害もありますが、そういう人材への研修は「パチンコの楽しさを知ってもらう」内容に差し替えればいいでしょう。
今回はあくまで一例を挙げただけですが、今までどおりの求人の仕方だと手詰まりするのは間違いありません。
他業界に合わせるのではなく、パチ業界独自の採用システムを考える必要があります。
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氷河期問題というが今まさに楽太郎さんなどが直面している問題なのかなと思います
あの世代のフリーター数は他の年代に比べるとダントツだそうです。
逆に企業側は困難です。その切り捨てた氷河期世代が居ない為、若手とのコミュニケーションが取れにくい為に連携もズタズタという話はよく聞きます。つまり次につなげる為の担い手になるはずの年代がぽっかり穴が開いてしまっている状態で大企業は勿論中小零細に至るまで同じ問題を抱えているようです。
国は急いでその年代に対し就職あっせんを出来る体制を整えているそうですが残念ですが手遅れでしょう。私の勤務している会社も同じ問題に直面し、事業の縮小を余儀なくされた状態です。
しかし率先してホール側は救えるチャンスとして手を差し伸べる機会はいくらでもあったはずなんですけどね。
今はもう履歴書やら面接でどうこう言ってられる状況じゃないのが現状と人事も言っている所を見ると既に会社経営自体が回らない程、人材不足ではなく「人手不足」なのでしょう。
僕が丁度就職氷河期でした。
3つ下の大学の後輩はみんな東証一部の企業に新卒で入りましたが、僕の世代は10人に1人くらいです。
新卒のカードを使ってもろくな企業に行けないので、使わなかった僕は今アフィカスをやっています(^o^)。
パチンコ屋は、機械化を進めればまだ従業員を減らせる所は減らせると思うんですけどね。
どこの企業も人手が足りないとは言いますが、50代位の方(働いて企業に尽くしてナンボ…悪く言えばブラック企業的な考え方)と若い方(3K嫌、程々に働いて程々の給料で良い)の仕事に対する考え方のズレがかなりあると個人的には感じます。
これを書いてるのは底辺な人なんで参考にはなりませんでしょうが、もう外国人労働者を受け入れるしかないんですかね。
研修生制度みたいに人材は足りないと言えども労働者に文句を言わせず安く使いたい企業の思惑を感じますし、それを若い方も見抜いてる様な気がします。
パチンコ店に限った話ではありませんが、従業員はまだまだ減らせますよね。
コンビニは減らせるまで減らしていますが、それで経営が出来ないのなら、店が飽和しているだけなので畳むべきです。
潰れるべき会社が潰れず、畳むべき店を畳んで無いので、人手不足が起こっているとも言えます。