ユニバのお家騒動が激しくなっています。

それまで会長だった岡田和生氏に対して、息子・娘・妻が反旗を翻して解任したわけですが、使途不明金だった22億円を「和生氏の個人的な不正使用だった」という調査報告書を公表しました。

<大手パチスロ>「前会長が22億円不正流用」報告書公表

「岡田氏は使途不明金の内、8億8700万円を美術品購入の支払いに充てた」そうです。

それに対して和生氏側は、



前会長側が「不正認定は名誉毀損」と反論

と訴訟を起こします。

裁判は長引くはずなので当面はゴタゴタするはずです。

和生氏側がユニバに対して合法的な嫌がらせを行い、泥沼化する恐れもあります。

常識的に考えれば

反旗を翻した側(息子・娘・妻)はそれなりの証拠と根回しをした上で決行したはずなので、裁判で和生氏側が勝利する事はないでしょう。

しかし、問題はユニバーサルの今後です。

本来なら、「前会長を更迭しました」という説明では不十分であり、

「これからユニバはこう変わります」

というのを大々的にアピールしなければいけません。

現経営者側はその発想がズッポリ抜け落ちています

替わりにやっている事は猪木の抱き合わせなど、前会長の時と何ら変わりません。

これだと「単に家族喧嘩をしているだけ」と世間からは受け止められます。

崖っぷち

実際問題、日本のカジノ関係の参入はもう不可能でしょう。

ギャンブルで一番大事なのが『透明性』や『信用』である事をパチンコ業界は理解していないので仕方ありません。

ユニバは会社立て直しのチャンスを得たにも関わらず、活かそうとしません。

凱旋が最後の旧内規なので、ドル箱だった認定商法もこれにて終了です。

現役で稼働している台だとHANABIやクランキーやバーサスなどもありますが、認定時にサブ基盤の交換で儲けるという事は無理でしょう。

ユニバ側は「6号機の入れ替え需要がある」と皮算用を弾いているのかもしれませんが、個人的には「スロットシマの縮小・パチンコシマの拡大」を予想しています。

ユニバは販売的にこれから厳しくなるはずです。

お家騒動の泥沼化も含めて、メシウマな展開になる事を期待します。