昨日、こういうツイートを見ました。
ものすごく正論なので、これを観てSANKYOには目を覚ましてほしい。社内の誰が誤った考えなのかはわからない。広報は上の言うがままかもしれない。上は下の愚行に気づいていないのかもしれない。(続く)万発とヤングのパチンコゆーちゅーぶ https://t.co/JDulApkuTG
— 貴方野チェロス (@cheross_anatano) 2017年5月14日
簡単にまとめると三共が昨年出した「CRサンダードラゴン」という台でVが狙える攻略法が存在して、それをパチンコ必勝ガイドが紙面で取り上げたら、三共側が絶縁を突きつけました。
三共側の対応はどう考えてもおかしいんじゃないの?
という話です。
個人的な意見としては
「V入賞をしやすいタイミングで打ち出す」
のも、
「止め打ちで玉を節約する」
のも、本質的には全く同じであり、パチンコが遊技であるための「技術介入」ですから、メーカーが目くじら立てて怒るような事では無いと思います。
とは言え、メーカーには「著作権侵害」という大ナタがあるわけです。
「不都合な記事を書く雑誌に広告を出稿しない」と言うのならまだ解りますが、三共がガイドに下した判断は厳しいものでした。
前もって「書かないで」と言っていたことを書かれたなら、まぁ腹をたてる気持ちもわかる。ただし、自分らが世に販売している創作物(パチンコ台)を、その件とは無関係なライター側にまで『動画で打つな』と言うのだけは誤っているとオレは思う。それで一番の被害を受けているのは誰なのか…?(続く)
— 貴方野チェロス (@cheross_anatano) 2017年5月14日
紙面に三共の台を乗せるな(# ゚Д゚)というだけではなく、
「三共の台で動画撮影するのも禁止」
となったわけです。
被害者は、SANKYOの台を打てなくなったガイドワークスのライターなんかじゃない。キツい言い方だが現実問題、他にもたくさん台はある。そう言われりゃ他社の台を打つだけよ。一番の被害者は、本来なら動画で頻繁に打たれる素晴らしい台を開発した『SANKYOの開発者』だとオレは思う。(続)
— 貴方野チェロス (@cheross_anatano) 2017年5月14日
評価されるべき開発者は、本気で開発した創作物の素晴らしさや功績を広く世に知ってもらえる機会を1つ失うのだ。オレも件の後、SANKYO系の台を動画で打ちたい機会は数多くあった。世に面白さを広めたい、オレなら広められるというマイナー機もあった。そのたび、悔しく思ったものだ…。(続)
— 貴方野チェロス (@cheross_anatano) 2017年5月14日
SANKYO系列の開発チームには27年前からずっと感謝している。スーパーコンビ、アクダマンSP、マジックカーペットにビッキーチャンスRev、最近ではCRステルス。素晴らしい機種に山ほど出会えた。もし今それらが登場し、功績を世に紹介できなかったらと想像したら異様に悲しくなんだよ…。
— 貴方野チェロス (@cheross_anatano) 2017年5月14日
メーカーからすれば
「メディアなんて沢山あるから、不都合なメディアは著作権侵害というカードを出して排除すればいい」
と考えているようです。
どちらが正しいかと言うのは難しい話だと思います。
自由に発言したいのなら、僕のブログのようにメーカーから何言われようと大丈夫な内容と体制でやるべきです。
でもそれだと飯は喰えません。
ところで2日前の記事
必殺仕事人5のデモ機を打ってきました
に次のようなコメントを頂きました。
花太郎様より
さすがの教授も取材に行っただけあって慎重に言葉を選びつつ書いてますねw
そうなんです。
ホールで自腹で打ってクソミソ言うのと、ショールームにお邪魔して写真を撮りながら打たせて頂いた上でクソミソ言うのとでは、読んだ人の受け取り方が違うと思って少しマイルドに書き直しました。
といった感じで、距離感と立ち位置というのは難しい問題です。
ガイドラインの制定を
儲けている
・雑誌や解析サイト
・ホール実戦動画
というのは立ち位置的に不安定だと言えます。
メーカーの作ったコンテンツ(データ)をタダ乗りして成り立っているからです。
そういったモノをクリアにする作業をしない限り、先には進めません。
具体的には
何処から何処までを著作権違反と主張するのか?
メーカー側はガイドラインを作るべきです。
「都合の悪いメディアだけ著作権侵害を盾に排除」しても、こうやって裏話として流れて来れば、寧ろマイナス効果となります。
僕の意見としては以前書いた通りです。
・ギャンブルである以上、解析などの台情報についてはメーカー側が責任を持って情報公開する義務があり、メディア側は引用の範囲内で運用するのが望ましい。
・ホール実戦動画については、実戦動画の存在により「稼働にどう影響を与えるのか?」包括的なデータを調査した上で、著作権侵害の決断を下すのが望ましい
以上2点となります。
本来なら著作権を侵害しない真っ当なメディア運営で、真っ当な収益化で稼ぐのが望ましいです。
そうなれば、パチスロメディアは発展するのですが、もしそんな方法があるなら、とっくの昔に僕がやっています。
現実的には「メーカーから降りてくるコンテンツにおんぶに抱っこ」の状態がこれからも続くでしょう。
今回の三共の一件で、メーカーとパチスロメディアの立ち位置がしっかり議論される事を祈りたいです。
スロットブログ村
スロット日記 スロットブログ村全体ランキングメタボ教授の新着
パチスロブログ最新記事- 2021年パチスロ流行語大賞
- 鬼浜爆走愚連隊が悪い意味で話題、「解析詐称」や「設定Lの投入」など
- 6号機ハナビの問題点
- パチスロが6.2号機へ、有利区間緩和や実射試験固定打ち廃止などの影響
- ジャグラー開発者のこだわりが凄過ぎた、人気の秘密に迫る
- 更新停止のお知らせ
- 【コラム】スマスロでパチ業界は復活しない、改善しないといけない点が盛りだくさん
- 三重オールナイトが始まるぞ
- アズールレーン40台圧巻の様子
- スロットで年間20万以上プラスだったら税金払わないといけないってまじ?
- ホールでの年末の挨拶
- カヲルくん好きになりました!
お世話になっているブロガー様
メタボ教授の巡回先一覧
昔から「攻略法発覚」ってネタはスクープとして雑誌に取り上げられる事も多々あったから、今回の極端な制裁に雑誌側が「なんで今回いきなり」って思うのは当然かもしれませんね。
ここからは個人的なパチンカス意見ですが、情報発信する側はその情報を発信したらどれだけの影響が出るのか今の時代は特に慎重になって欲しいのが本音です。
攻略台は撤去されるかガチ締めしてファン消滅、下手したら他の羽根もついでに一緒に撤去して羽根島消滅、攻略されるメーカーが悪い→「ならもう羽根は作らないよ、Vチャレも止める」って動きになった時に最終的に誰が得するのでしょうか。
メーカーを擁護するつもりは無いですが、一時の収益アップの為に後々業界のスペックの幅と寿命を潰すような行為をするのはどうなんでしょうね。
本人達が業界に見切り付けてるなら話は別ですが…。
メディアは基本的には伝えるべきです。それが役割。メーカーの意に沿って頬かむりを決め込めば、どうなるか。一部のプロ連中の懐を潤すだけで終わるでしょう。そもそもこうした台をリリースする時点で、そのリスクはメーカー側もわかっていたはず。今回の措置はそうした瑕疵に触れられたくないメーカーの単なる逆切れにすぎません。ただし白夜をはじめとするパチンコ・パチスロマスコミ側に問題がないわけではない。自分たちの立ち位置をメーカー側に事前に伝えていたか疑問です。そもそもズブズブな関係ですし。一般的にマスコミであれば取材対象とは一定の緊張感を保つものですが、パチ系メディアにはそんな志も覚悟さえない。著作権は確かに盾になりますが、メディア側も徹底的にやればいいんですよ。たとえばその機種ページを文字だけで組むとか。そうやって議論を巻き起こせばいいのです。事態を広く知らせればユーザーが味方になってくれるはずです。今回の時代錯誤な措置は三共にとっても諸刃の刃です。ユーザーから反感を受ければ、それは長い目で見れば自身の首をも絞めることになりかねませんから。ちなみに、この措置は間違いなく役員レベルの決済を経てます。パチメーカーは基本的にワンマンで現場に決裁権などありませんから(何度か過去に仕事をしたことがありまして、まったくさんざんな目にあいましたw)
むしろメーカーが謝罪すべき事案だろ!
SANKYOふざけんな!しゃぶれよ!!
SANKYOはケツの穴が小さいのお。