昨日、こういうツイートを見ました。


簡単にまとめると三共が昨年出した「CRサンダードラゴン」という台でVが狙える攻略法が存在して、それをパチンコ必勝ガイドが紙面で取り上げたら、三共側が絶縁を突きつけました。
三共側の対応はどう考えてもおかしいんじゃないの?
という話です。



個人的な意見としては
「V入賞をしやすいタイミングで打ち出す」
のも、
「止め打ちで玉を節約する」
のも、本質的には全く同じであり、パチンコが遊技であるための「技術介入」ですから、メーカーが目くじら立てて怒るような事では無いと思います。

とは言え、メーカーには「著作権侵害」という大ナタがあるわけです。

「不都合な記事を書く雑誌に広告を出稿しない」と言うのならまだ解りますが、三共がガイドに下した判断は厳しいものでした。

紙面に三共の台を乗せるな(# ゚Д゚)というだけではなく、
「三共の台で動画撮影するのも禁止」
となったわけです。

メーカーからすれば
「メディアなんて沢山あるから、不都合なメディアは著作権侵害というカードを出して排除すればいい」
と考えているようです。

どちらが正しいかと言うのは難しい話だと思います。

自由に発言したいのなら、僕のブログのようにメーカーから何言われようと大丈夫な内容と体制でやるべきです。

でもそれだと飯は喰えません。

ところで2日前の記事
必殺仕事人5のデモ機を打ってきました
に次のようなコメントを頂きました。

花太郎様より

さすがの教授も取材に行っただけあって慎重に言葉を選びつつ書いてますねw

そうなんです。

ホールで自腹で打ってクソミソ言うのと、ショールームにお邪魔して写真を撮りながら打たせて頂いた上でクソミソ言うのとでは、読んだ人の受け取り方が違うと思って少しマイルドに書き直しました。

といった感じで、距離感と立ち位置というのは難しい問題です。

ガイドラインの制定を

儲けている
・雑誌や解析サイト
・ホール実戦動画
というのは立ち位置的に不安定だと言えます。

メーカーの作ったコンテンツ(データ)をタダ乗りして成り立っているからです。

そういったモノをクリアにする作業をしない限り、先には進めません。

具体的には
何処から何処までを著作権違反と主張するのか?
メーカー側はガイドラインを作るべきです。

「都合の悪いメディアだけ著作権侵害を盾に排除」しても、こうやって裏話として流れて来れば、寧ろマイナス効果となります。

僕の意見としては以前書いた通りです。

・ギャンブルである以上、解析などの台情報についてはメーカー側が責任を持って情報公開する義務があり、メディア側は引用の範囲内で運用するのが望ましい。

・ホール実戦動画については、実戦動画の存在により「稼働にどう影響を与えるのか?」包括的なデータを調査した上で、著作権侵害の決断を下すのが望ましい

以上2点となります。

本来なら著作権を侵害しない真っ当なメディア運営で、真っ当な収益化で稼ぐのが望ましいです。

そうなれば、パチスロメディアは発展するのですが、もしそんな方法があるなら、とっくの昔に僕がやっています。

現実的には「メーカーから降りてくるコンテンツにおんぶに抱っこ」の状態がこれからも続くでしょう。

今回の三共の一件で、メーカーとパチスロメディアの立ち位置がしっかり議論される事を祈りたいです。