先日こういう記事を書きましたが

Mリーグが発足したのはパチ業界にとってプラス

麻雀界は迷走しています。

Mリーグは

「ギャンブルから脱却してオリンピックを目指す」



と宣言しているので、Mリーガーのフリー雀荘の来店営業は禁止だそうです。

僕は「Mリーガーはフリーの来店営業を禁止する」という取り決めが全く理解出来ません。

フリー雀荘の中でやっている事が賭博罪(常習賭博)にあたるなら、警察にパクられています。

一般的なフリー雀荘は
店に入るとチップを購入して、
麻雀の結果によりそのチップをやりとりし、
退店時に換金するシステムです。

 

「いや、それは実質的に賭博でしょ?」

とMリーグ側が考えるのは自由ですが、そこには致命的な矛盾点が存在します。

具体的には参加企業です。

もし仮にフリー雀荘が賭博場であるならば、同じ四号営業であるパチンコ店も賭博場となり、Mリーグ参戦企業に賭博で飯を食っている会社が複数存在します

セガサミーとコナミが今後パチ関連から全面撤退するのなら筋が通りますが、「ギャンブルを排除して健全化」とか言っている団体に何食わぬ顔で参入するのは、ちゃんちゃらおかしな話です。

また、主催者であるサイバーエージェントの社長と放送局が賭博要素のある麻雀番組を開始しました。


あきれて物が言えません。

Mリーグ参加プロ

先日ドラフトが開催され、メンバーが決まりました。

残念なのはパチスロ業界でサクライターの仕事もやっている二階堂亜樹さんが選ばれた事です。

触法行為をしている人が平気で指名されるMリーグは、既存のプロ団体と何が違うのでしょうか?

プロ雀士さんも最近はパチ屋で来店営業する人が出てきました。

パチ屋の来店営業も麻雀の来店営業もやっている事は一緒なので、同じように考えているのかもしれませんが、法律の観点でいえば全く異なります。

雀荘から金を貰って来店して客と一緒に麻雀するのは、射幸性を煽る行為でもなく、優良誤認にもなりません。

そこがパチンコのサクライター営業との違いです。

「ギャンブル排除で健全化」を謳うなら、パチンコ業界との接点は先に議論しないと駄目でした

 

また、イレギュラーな過程でプロになった萩原聖人さんもおかしな話です。

彼の実力がプロレベルである事は誰もが認める所ですが、麻雀が頭脳スポーツを目指すのなら、公平かつ透明性を確保する必要があります。

目指す方向性とやっている事が逆です。

更に参加企業であるコナミが書籍で盗用の問題も起こしました。

賭博は駄目でも盗用はアリなのですかね。

Mリーグの運営、参加企業はあまりにも稚拙です。

 

麻雀界はMリーグの話題でもちきりですが、僕には泥舟にしか見えません

パチ企業は麻雀業界に参入の検討を

今後、麻雀界はゴタゴタすると予測します。

いい意味でも悪い意味でも注目を集めるでしょう。

パチンコ業界も指をくわえて見ているだけでは勿体無いです。

メーカー・ホールにとっては、新たなビジネスチャンスとなります。

アイディアは無限に出てくると思いますが、
端的に言えば
「Mリーグとの差別化」
がポイントです。

「麻雀界や麻雀プロにお金が落ちる仕組み」
かつ
「麻雀ファンに興味を持ってもらえるエンターテイメント性」
を考えればOK。

建前だけの薄っぺらい健全化など掲げてもボロが出るだけです。

 

シンプルな話、人気麻雀プロを囲い込むなら「プロリーグ戦」と「パチ屋の来店営業」とをセットで発注すればいいわけで、後は
どうやってパチと麻雀のユーザーに面白いモノを見せるか?
だと思います。

 

具体例を挙げるとキリが無いですが、極論を言えば麻雀のルールを変えてもいいでしょう。

・チャンタ系の飜数を増やすなど、打牌の選択肢を増やすバランス調整
・プレイヤー間の駆け引きが増える新ルール
・麻雀牌や点棒などの固定概念を崩す

など色々やりようがあるはずです。