最近読んで気になった記事に
というのがあります。
記事を簡単にまとめると
「観光地を整備せずに情報発信にお金をかけるのは本末転倒。貧弱な観光地だと満足度が上がらず口コミ効果が起こらず、広告代理店が無駄に儲かっただけ」といった感じです。
これは観光業界だけではなく、パチンコ業界にも同じ事が言えるでしょう。
「新台導入」という広告を打つために新台を買っても、釘をひん曲げたり、設定を悪くすれば意味がありません。
新台を打つ層は「新台だから甘く使われる」という期待があるから打っています。
煽りイベントについては
「金を落とさない人を集めて何がやりたいの?」
という話です。
観光地で言えば、近隣住民を無料招待するようなもので、何の経済効果も生みません。
広告を見て来店した常連さんが満足すればいいのですが、実際は満足度が低いから遊技人口が減っているわけ。
何度か言っているように「ユーザーを騙しきれてない」のに騙す前提でアレコレやっているのが「パチ業界のお寒い現状」だと言えます。
広告ターゲットが間違っている
パチンコ・パチスロ業界は
「既存のユーザーに広告発信しても、全体の売上は変わらない」
という事をまず理解すべきでしょう。
例えば、5月はGWの好調スタートから翌週以降は反動が出たようですが、それは当たり前の話で、1ヶ月の間にパチンコに使えるお金も時間も変わらないからです。
10連休でお金を使ったら、次の給料日まで我慢しなければいけません。
また、10連休があっても全体の仕事量は変わらなかったりするわけで、連休明け以降超絶に忙しかった人も多いはずです。
客の予算と時間には限界がありますから、そこをターゲッティングしても効果が限定的だと言えます。
今、業界が広告発信すべきは
「休眠層」です。
「休眠層の数」って下手をすれば「現存ユーザーの数」を超えている可能性もありますよね。
業界は何故そこに目を向けないのでしょうか。
例えばリゼロは5号機以降の休眠層に十分ささるはずです。
増台するタイミングで、てっきりステマ広告を打つと思っていました。
具体的にはYAHOOニュースに配信される大手メディアに「今パチスロが熱い」というタイトルで「6号機での内規緩和」と「純増8枚のリゼロが大人気」という内容を流すわけです。
リゼロは休眠層を掘り起こすレベルの台だと思いますので、広告代理店に高い金を払ってでもPRすべきでしょう。
最初の観光地の話で言えば、「ようやく外部に発信出来るコンテンツが出てきた」といった形です。
パチンコだって「釘無し&設定オンリー」の台を作れば、休眠層にささると思います。
封入式にしなくても、釘がない台というのは今の内規でも出来ますよね?。
お通夜状態の4円パチのシマにユーザーを戻そうとするなら、抜本的に変えなければいけません。
といった感じで「休眠層の掘り起こし」というのが、パチンコ・パチスロ復活には欠かせないテーマになるでしょう。
本来なら、まず「パチンコ・パチスロを何故ヤメたのか」というのを調べる必要があります。
・金銭的な問題
・家庭の問題
・業界の信用度の問題
・時間の問題
色々あるはずなので、出来るとことから改善すべきです。
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自らイメージの悪化を進んでやる業界です。未来は正直薄っぺらいです
中小ホールを完全粉砕し大手ルホール同士で潰し合うなんて事を未だに続けるような事をしている上に、メーカーは完全殿様営業。
これをウン十年続けている状態では休眠層の目覚めも厳しいかと思います。
流れを完全に変えるのであればメーカー・ホール・客の全ての現状をリセットに近い状態が必要です。いつまでも旧基準機や新台依存などに頼り、煽りイベントやってるのでは話のはの字にもなりません。ましてや政治家頼みなどと言ってるのでは何も変わらないでしょう。
広告ネタなので長文ですが思わず投稿。某大手法人にて広告系のことやってました。
基本的な戦略は新規開拓ではなくて、他店の顧客の奪い合いです。
「地域で1番◯◯の台数あります」
「地域で1番◯◯を早く導入!」
近隣のファンのうち、所得の1番多い顧客層(40代)と、余暇が1番ある顧客層(60代〜)に向けた分かりやすい広告を打ちます。
若者向けには、スマホのGPS連動で「ライバル店に滞在しているときに自店の情報を送る」みたいなことをやってます。
休眠層へは、機械割は下がってるのを言わず「6号機は時速◯枚!」「継続率の規制緩和!」と出るかのような側面を強調する広告を打ちます。
上司は「あー菅◯将暉とか吉岡◯帆とかがパチンコやってるーみたいな情報がマスコミに流れたり、パチンコをテーマにした大ヒットドラマとかできねぇかなぁ」というのを割とマジで言ってます。
目先の売り上げを達成し続けることが最重要の課題です。
有名人を使い一般向けに宣伝もしますが、YouTubeや店頭でポスターを出すのが関の山。ネットは追跡型広告でギャンブル性向ある人しか目にする機会もなく。あとテレビ大手キー局のゴールデンタイムはCM自粛。
結局、出玉を錯覚させる広告と、地域1番店的な広告を打ち続けるのが関の山って話です。
リゼロとかのコンテンツ頼みではなくて遊技性の抜本的見直し(例えばphysicsなどの物理エンジンを使った玉レス・リールレス遊技台、サミタ的なオンラインパチンコ店など)や新たな価値の提供(荒唐無稽ですが、パチ屋店内のみ◯物使用が許可されて絶頂感や全能感みたいなのを味わえるとか笑)をしないと縮小の一途を辿ると思います。しかし、業界のどのレイヤーも自らの生存で青息吐息、ビッグバン的な何かがないと足並みを揃えることは不可能と思います。
上の方も仰られていますが、やはり「即効性が無い」かつ「一企業の努力では限界がある」仕事には及び腰になるのも致し方ないかと思います。
業界の危機だから一致団結して~という意見もよく耳にしますが、「ユーザー減」という問題に自主的に一致団結して対処できた業界はそう多くないのではないでしょうか。音楽にせよ出版にせよ上手くいっていないようですし……ましてぱちんこ業界では、という印象です。
そもそも現時点で業界再建のアイデアが「政治家に頼んで規制を緩くしてもらえれば昔みたいに繁盛する」でしょう?
ちょっとどうしようもないんじゃないですかね。
いまさら特定の台でどうこう言っている時点で冗談にしか見えませんね…