集中講義第3回についてコメント欄より質問を頂きました。

こんばんわ

雑誌などで公表されているボーダーを元に立ちまわっていましたが、欠損が多く、最近ボーダーを上げても欠損が多い状態で、悩んでググっていたら、このブログにたどりつきました。
(ちなみに、欠損が多い台は主に化物◯、北◯の拳転生です。)

このブログを見て、「実践値的に機械割が低くなってしまう傾向がある機種がある」という新たな発見がありました。
とても感謝しています。

1つ質問させてください。

>初当たり1/300のART機があったと仮定して、凄く雑ですが概算してみましょう。
>1/300のART機なら1回初当たりを引いてそれを消化するまで500ゲームはかかる事になります。
>1日5000ゲーム回るならARTの初当たりは約10回となります。
>それで1日辺り公称より5000円~1万円余計に吸い込むとなれば、天井ボーダー1000円程度の台をハイエナしても稼げない事は解りますよね。

とありますが、1日辺り公称より5K-10K余計に吸い込むとはどのような意味でしょうか?
例えば、30回転/1Kとし、(上記の例で)約10回当選するまでに、((持ち球遊戯せず)1回辺り10Kで当選するとし、)100K必要だが、「余計に5K-10K吸い込む(計105K-110K必要)ような台」という意味でしょうか?

質問がわかりずらくてすみませんが、お時間あるときにでも回答お願いできますでしょうか?

よろしくお願い致します。

ご質問ありがとうございます。そして解りにくい表現ですみませんm(_ _)m。
今回はこの質問に回答しながら機械割詐称の諸要因について掘り下げたいと思います。

投入枚数-払い出し枚数

質問者様の認識で概ね問題ありません。
一般的には
メダルをBETした「IN枚数」と払い戻しを受けた「OUT枚数」で
語られますのでそちらでもう一度確認します。

メーカーの機械割計算ではリプレイを「3枚IN・3枚OUT」とカウントしているのがポイントとなります。



例のように1日に平均5000ゲーム回るとします。
IN枚数は5000ゲーム×3枚=15000枚です。
OUTは機械割97%だと15000×0.97=14550枚となります。
これが機械割97%の意味であり、差し引き450枚がホールの粗利です。

一方、割詐称台の平均OUTが14000枚と仮定するとホールは1000枚の粗利となります。

ではこの550枚の差は何から生まれるのでしょうか?
それは、
・公称よりも出玉性能がない
・公称よりも当たらない
のどちらかです。

出玉性能詐称

前者の場合だと10回の初当たり当選で550枚の出玉が不当にない事になりますので、1回あたりの獲得枚数が55枚減少します。
これだと推定期待値1000円の天井狙いをすると期待値マイナスです。

ただ雑誌のシュミレートは「詐称を含んで計算されるケース」と「詐称を含まずに計算されるケース」とがあります。
完全解析で機械割を出してからシミュレートしている台は詐称を含んで計算されていると考えるのが自然です。

ところが最近雑誌にシュミレート機械割が掲載されなくなりました。
ホール割すら公開されません。
2年くらい前までは人気台なら出ていたのですが・・・。

自分はその当時の雑誌の情報とその当時のサイトセブンのデーターと付きあわせて「どういう傾向があるのか」を把握しています。
詳細は企業秘密(笑)ですが、少なくとも「雑誌のシュミレートが正解」という認識は持たないほうがいいと思います。

公称より当たりにくい

出玉性能ではなく、初当たり確率が詐称だと天井に近ければ近いほど詐称の影響が少ないと考えられます。
ンゴロポポスが辛いのはひょっとしたら初当たり確率の詐称かなと思う部分もあるのですが、それを証明するには膨大な作業が必要なので「天井ハイエナボーダーは厳し目に」という判断にしています。

出玉性能が詐称なのか、それとも初当たり確率の詐称なのか。
それを我々一般の打ち手が見破るのはとても難しいです。
今後の課題だと思います。

詐称じゃないけど出玉率が下がる要因

概ね
・小役の取りこぼし枚数
・閉店取りきれず枚数
の2要因です。

小役の取りこぼしやすさはリール配列と演出の問題です。
閉店取りきれず枚数というのは出玉の分散と出玉スピードが関係します。

出玉の分散とは
「1回の初当たりの平均獲得枚数からどれだけ離れた数値が出るか」
という意味です。

分散が少ない台はノーマルタイプです。
分散が大きい台は概ね上乗せ特化型で初当たり時に保証されている枚数が少ない台の事を指します。

出玉スピードはART・ATの純増の事です。

「出玉の分散が高ければ高いほど閉店取りきれず頻度が高くなり、出玉スピードが遅ければ遅いほど閉店取りきれず枚数が多くなる」
と考えて下さい。

質問者様が欠損を感じた化物◯や北斗伝◯は出玉の分散が高い台です。
でも出玉スピードがあるので実践上の閉店取りきれず枚数はそこまで酷くはないと思います。

ちなみに化◯語と北◯転生はサイトセブンだとほぼ毎日B評価です。
もちろん、ホールのメイン機種だから設定が入っていてB評価と見ることも出来ます。

この見極めは現状難しく、自分のレベルでは明確な答えが出せませんm(_ _)m。

引き強でありたい

打ち手が期待値の欠損を感じるのは概ね「ちゃんと立ちまわったのに収支がマイナス」の時です。
出玉の分散が大きい台は期待値の欠損を感じる人の数が多くなります。

自分も北斗ではかなり欠損しています。台ごとの収支計算はしてませんが、万枚を達成しても取り返せないような気がします。
最近の台だとミリオンゴッドハーデスは出玉の分散がとても大きな台なので欠損を感じる人が多くいるはずです。
でもそういうゲーム性だと思って諦めていますし、夜打つ時はボーダーを高めに引き上げるなどして対応しています。

といったような視点でメタボ教授はパチスロの立ち回りを考えています。

天井狙いの正確な期待値は誰も知るよしがありません。
ゆえにハイエナボーダーなどを語る時は過去の情報に基づいたアナログ的な補正を沢山しています。
雑誌や他のブロガー様と意見が違うこともたまにありますが、一つの意見として胸に留めておいて頂ければと思います。

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最後まで読んで頂いてありがとうございました。
またのご訪問をお待ちしています。