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いよいよ5.9号機(6号機)が現実的に迫っています。

僕のようなハイエナメインの人はどんどん廃業するはずです。

「昔は良かった」みたいな書き方になりますが、ハイエナバブルがどんな感じだったのか、読者の皆様に知ってもらおうと昔話をしようと思います。

エナバブルの到来

ハイエナバブル到来の予感がしたは2009年に出た「天外魔境」という台が出た時です。



「ゲーム数解除」や「モード移行」を搭載した、当時の5号機としては革新的なゲーム性でした。

スマホも無い時代でしたから、知らずに打っている人も多かったですし、期待値のある空き台が長時間放置されていた時代です。

この頃から「ピンで立ち回るなら設定狙いよりもハイエナの方が効率がいいからそちらにシフトしよう」と考えました。

その1年後に、ギラギラ爺サマーが出ます。

解析を見て頂けたら解りますが、ボーナスを引いてARTをスルーすればする程モードが上がる仕組みです。

ただしデータ機器ではARTの当選をカウントしていませんでした。

そのため、ARTのスルー回数はデータ機器を見ても解りません。

そこでどうしたかと言うと当時としては少なかったスランプグラフが見れる店を探しました

ギラギラ爺サマーにおいて、ボーナスでARTが当選しないケースとは概ね直ぐにパンクした時です。

ボーナスでほとんどメダルを獲得出来ません。

一方ARTに入るボーナスは押し順を沢山当てるので、獲得枚数が多いです。

一度ARTに入れば50Gの保証ART+無限ARTが付いています。

これにより画面が小さなスランプグラフでもART当選時は必ずグラフが上向きます。

それで飲んだコイン数とボーナス当選履歴を見て、スルー回数が多いかどうかを判断して打っていました。

雑誌にもネットにもそんな立ち回りは書かれて無かったので、当然拾い放題です。

同時期に出たピンポンという台もハイエナに向いていたはずですが、ギラギラ爺サマーばかり打っていたのであまり記憶がありません(ヒーロー見参というフレーズだけは覚えていますが。)

2010年の段階だと僕は会社員でしたが、専業ならギラギラ爺サマーとパチンコのヴァン・ヘルシングのハイエナだけで月収100万は余裕だったと思います。

ART特化の登場

2011年になるとモンキーターン・番長2と言ったART特化型の機械が登場しました。

ゾーン狙いにサイトセブンが使えたわけですね。

モンキーターンの初期の雑誌情報のゾーンは
1~128
129~256
257~384
513~640
641~768
897~1024
と嘘デタラメが書かれていました。

当然129~256なんてほぼ振り分けが無いわけですが、サイトセブンで本当のゾーンを察知出来たので問題ありません。

モンキーターンのハイエナする時の知識介入要素として、570ゲーム前後に前兆が来ればほぼモードAだったので、そこでヤメておけば時間効率が良かった記憶があります(ウル覚えなので間違っていたらすみません)。

番長も導入当初は「モードAとモードBと天国がある」という情報しかなく、「ほぼほぼモードAに滞在しているので200手前のゾーンがアツい」という解析が出たのは新台導入から3ヶ月後(2012年1月末)だったので、それまでは簡単に拾えました。

ハイエナバブルのピーク

2012年になるとエナバブルがピークに達します。

この年は「ねぇ~ねぇ~島娘」と「スカイラブ4」と「聖闘士星矢」とハイエナ神機種が3つも存在しました。

どれも「ゲーム数✕モードハマり」が狙える台です。

サイトセブンを見て「本当に熱いゾーン」をいち早く知り、更にホールデータを集計して「モード移行の概要」も分析しました。

情報が出てない段階でハイエナしていたわけですから、当然拾い放題です。

島娘は5号機初のAT機でもあり、みんな首を傾げながら打っていました。

当時はゲーム数✕モードハマりという立ち回りの概念すら知らない人が殆どでしたので、解析が出てからでも十分拾えましたが稼働のある店を探すのに苦労した記憶があります。

ただ、島娘の稼働が飛ぶのと入れ替わって、スカイラブ4が登場しました。

スカイラブ4は当時無かった「後前兆」の台で、天国モードの天井である256ゲームを過ぎると前兆が始まり、280ゲーム過ぎに確定CZが当たります。

スカイラブ4は雑誌に「1~256が天国」と書かれていたので、導入当初は256手前で捨てられていた台が多かったです。

また、モードAに転落する事が少なく、モードB・天国の滞在比率が高いため、モード天井が狙いやすかったです。

雑誌でモードAを基準としたスルー回数別ハイエナ期待値が出て、「ハイエナする価値なし」という結論が書かれていた事もあり、設置があれば今でも拾えると思います。

聖闘士星矢は導入当初の情報が
・天井が1400
・ゾーンは
200~300
400~500
600~700
800~900
900~1000
と言われていました。

サイトセブンを見る限り一番解除振り分けが高いのは650~700です。

これはモードCの天井の部分となります。

導入当初モード移行率の解析は出ていませんでしたが、過去の三洋の台は全て天国スルーすればするほど上位モードの可能性がありました。

雑誌で「実践上200~300、400~500の解除率が特に高い」と書かれてからでしょう、初期の情報の段階では400のゾーン抜けの500ゲームでヤメられる台が多かったです。

600~700のゾーンまで打ったら「1400の天井まで打たないといけない」という恐怖があったからだと思います。

といったわけで、ゾーン抜け500で捨てられた台の内、天国スルー回数が多い台を打つとほぼ650~700で解除して次回天国にも期待できたわけです。

運が悪いと800・1000まで引っ張られますが、その場合はAT後即ヤメとなります。

といった立ち回りを導入初週からしていて、荒稼ぎしました。

聖闘士星矢は導入台数も稼働も凄かったので、この時だけは「打ち子を雇いたい」と真剣に考えます(結局はしませんでしたが)。

この頃ネットでは「バジリスク2のハイエナボーダーは700ハマりから?、750ハマりから?」という事が議論されているレベルです。

自分の場合は「天井前の開眼外し」という期待値の上積みを行っても800ハマり以下は絶対に打ちませんでした。

期待値1000円やそこらの台を打っていたら機会損失になるからです。

勝った額は税金の時効が来てないので書けませんが、会社で働くのも機会損失なので島娘が出た頃に辞めました。

収入も今とは段違いでしたが、使った金額も多かったです。

いいエナ台が出ても導入から1ヶ月くらいは稼働がありましたが、それ以降となると稼働がある地域を探さなければいけません。

片道1時間半とか2時間の地域にも遠征しました。

でも毎日通うのは流石にしんどいです。

そこでビジネスホテルに泊まって
たまに洗濯をしに帰るという日々が続きます。

食事も外食ばかりなので、生活費の合計が月に30万を超えました

でも稼いでいる時給を考えたら、全然問題ありません。

エナバブルの終了

エナバブルは長くは続かず、2013年に入ってから状況が一変しました(終わるの早っ)。

俺\(^o^)/オワタと思ったのは

サイトセブンを使った立ち回りを記事にしたブログが登場した時です

ハイエナ五輪ノ書

この記事が出た時にはファイヤーダイナマイトキングの潜伏狙いで稼いでいたものの、スロットは神エナ台が無かったので先行きが不安でした。

また、この年はスマホの普及率が急上昇して、解析サイトが徐々に増えていく年でもあります。

そこで「スロ専業引退」の決断をしました。

とりあえず次の収入のアテとして考えたのが「自分が趣味でやっているブログを表に出して広告収入を得よう」と考えます。

ホールへ稼働に行く時間を削って、ブログの準備をしました。

つまり、自分がこのブログを始めた2013年の時点で、専業視点だとエナバブルは終了しています

その後、期待値が見える化さんの登場により、ホールデータを独自で集計しても旨味が無くなりました。

2013年10月にはウルトラマンウォーズという神エナ台もありましたが、ネットの発達によりライバルが多かったです。

そんなこんなでメタボ教授もそこらのスロッターのレベルと変わらなくなって現在に至ります。

2017年現在もハイエナメインで食えているわけですが、流石に5.9号機以降は厳しいです。

今振り返ると、スロ専業をヤメた時期はドンピシャだったと思います。

現時点ではブログなんかやらずにスロ専業を続けていた方が稼げたはずですが、スロ専業には何も残りません。

一方このブログは堅調です。

稼ぎ的に少ないものの、ノウハウは他のブログにも応用可能なので気になりません。

ここまで書けば気がついた人も多いでしょうが、ハイエナブログや解析ブログを見てパチプロになった人が一番悲惨だと言えます。

旬が過ぎた状態で入ってきたわけですから、大した貯金は出来なかったはずです。

「ハイエナバブルのピーク」と「ハイエナ解析ブログ乱立のピーク」は全く異なります。

スマホが流通した時点でハイエナバブルというのは終わっていたのです。

それを知らない人が多いはずなので、今回記事にしてみました。





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