AT機に規制が入り、これからはノーマルタイプと各社「打倒北電子」と意気込んでいるはずですが、ニューパルDXを打った感じ現実は厳しそうです。
これは業界が「何故お年寄りはジャグしか打たないのか?」という現状を4号機や5号機AT・ART機と同じ枠組みで分析しているからだと思っています。
アイジャグが人気の理由はパチスロのHIT機種の流れにはなく、根幹的な前提である「ギャンブル」という側面を語らないといけません。
人がギャンブルをする前に考える事はたった一つです。それは、
勝てるか?
です。
そしてこの「勝てるか」という基準は人によって大きく異なります。
安心してお金をぶっ込めるか
どのギャンブルでも一緒ですが、リスクに見合うリターンがある事が最低条件です。
「パチンコは遠隔かも」とか考えている層は当然、安心して打てる台を求めます。
スロット初心者が訳が解らないAT機よりも完全告知台を好むのは当たり前の話です。
ジャグラーしか打った事がない人からすれば、ボーナス成立後にBIGボーナスとREGボーナスが順押しで同時に狙えないパルサーの配列ですら不安になります。
ケロット3みたいな演出用RTなんてもっての他です。
つまり山佐がジャグの客を奪いたいならリール配列から見直すべきでした。
そもそもスロットの仕組みすら解らずにジャグラーを打つ層からすればジャグラー以外の新台なんて必要ありません。
彼らからすれば「新台はとてつもなく恐ろしいもの」です。
それは別にじいさん・ばあさんに限った話ではなく、ネット環境が整ってない時代からパチスロを打っている人なら最初はみんなそうだったと思います。
ジャグラーは勝てる気がする
もちろん気がするだけですが、勝てる気がしない台にお金を突っ込む事はありません。
アイジャグは「設定差はREG確率を見ればOK」というのが大きいです。
データ表示機見てREGが引けている台に座ればいいだけですから、誰でも出来ます。
ただそれ以外にもアイジャグが優れている要因があります。
それは
1G連や100ゲーム以内のゾロ目のゲームで当選した場合に専用のBGMが流れる
事です。
一見全く関係ない事のように思いますが、大いに関係があります。
それはパチスロで負ける養分様がパチスロで勝つ方法として何を考えているか分析してみて下さい。
基本はオカルトですよね。
つまりオカルトを想起させるアクセント的な要素というのは必要だと思います。
「北電子特有の乱数を攻略できれば100ゲーム以内のジャグ連モードに移行する」
と心の片隅で思っている人が沢山いるからこそジャグラーは人気なのです。
一方ケロット3はボーナス後に専用ステージに行きますが、演出は蛋白です。
あそこは逆に蛙にパトランプを持たせるなどインパクトを持たせた方が良かったと思います。
またオカルトを想起させる大前提として、当たったゲーム数が解る事が重要です。
そういう意味でもリーチ目タイプや演出用RTタイプでは駄目だと言えます。
もしどうしてもそれらのタイプの台を作るなら、ボーナス成立ゲーム数の履歴一覧を液晶で逐一客に提示する工夫が必要でしょう。
でも結局の所は出玉
サイトセブンでは一日単位で機種の出玉率ランキングの上位が発表されます。
ほぼ毎日ジャグとハナが上位を占め、最近だとモンハン・モグモグあたりがたまに割り込んできます。その一方で、パルサーやケロットが上位に食い込む事はほぼありません。
高設定を使わない店が悪いと言えば悪いですが、いくら養分様でも出ない台は次第に打たなくなります。
ジャグとハナの牙城を崩したいのなら、ベタピンでもあまり抜けないような客側に媚びる台を出してブランド力を高める事が先決です。
といったポイントをしっかりおさえれば、ジャグやハナに対抗できる機械は作れるはず。
果たして気がつく第3のメーカーは現れるのでしょうか。
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