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Pmedia様の記事を読んでいて知ったのですが、P-worldが昨年末で20周年を迎えたそうです。

P-world様より引用

振り返ってみますと、1996年にサービスを開始し、2年後の1998年にはすでに日本地図からホールを検索する画面を設置しており、現在もその基本的なレイアウトは変わっておりません。
>昔のP-world
もしかすると皆さまからは、「変化の少ないサイト」との印象を持たれているかもしれません。でも私たちは見た目の流行や過激なPRよりも、定番サイトとして使い勝手のよい安定したサービス運営を心掛けています。もちろん、時代の潮流や変化を敏感に見据え、その変化にも積極的に対応していく視点も忘れてはいません。

P-WORLDにまだまだ足りない点、達成すべき点は多くあると思います。20周年を迎え、心も新たに皆さまに選ばれ続け、持続的に発展するサービスをより一層目指してまいります。

1998年に今の基礎が出来ているなんて、衝撃の一言です。

創業者がドヤ顔で有名経済誌のインタビューを受けても何ら不思議ではありません。

どんな時代だったかというと

2CHはまだ存在していません。



現役バリバリで残っているサイトは「YAHOO!JAPAN」くらいです。

グーグルが日本語対応したのは2000年以降の話で、名前すら知られてない時代でした。

そんな時期に今のフォーマットが完成しているなんてありえないレベルだと思います。

そもそも、ネット自体が全く普及してない時期にコレをやろうと思ったのが凄いです。

1996年だと僕は高校生でしたが、当然ネットができる環境はありませんでした。

クラスで誰一人、携帯電話ですら持っていません。

大学に入ってバイトして安価なPHSを買った記憶があります。

もちろん、携帯電話だろうがPHSだろうがネットは見られません。

iモードすら存在しない時代です。

ネットを見るには固定電話加入権と機械の購入+工事の必要がありました。

料金も定額ではなく、ネットを繋いだ時間だけ電話料金を払うシステムです。

そのため大学生ですらネット普及率が低かったと思います。

そういえば大学の一般教養の情報処理でこんな課題がありました(1999年頃)。

「インターネットを開いて、◯◯という企業のホームページを見て下さい」

1時間30分の授業でやるのはこれだけです。

まず、ネットスケープという当時メジャーだったプラウザを開くと初期設定として登録されてる「大学のHP」が出てきます。

でも検索バーなんてものは存在しません。

大学のHPにあるリンクを辿って、色々なサイトを跨ぎながら、目的のHPを目指します。

当時はコレを「ネットサーフィン」と呼びました。

先に挙げたYAHOO!JAPANといった検索エンジンはいくつか存在しましたが、大学のHPからリンクを辿って検索エンジンにたどり着くのは難しかったわけです。

たどり着いたとしても検索の精度がイマイチだったので、目的のHPに飛べるとは限りません。

課題をこなすのに普通の大学生だと30分以上かかりましたし、要領がいい人でも15分はかかったと思います。

今なら大半の人が30秒以内で終わる課題ですが、ネット創生期はそんな感じでした。

つまり、当時のパチンカー・スロッターはP-worldを誰も見ていなかったはずです。

P-worldのシステムが1998年に完成していても、実際軌道に乗ったのは5年後・10年後、下手すれば15年後だったと思います。

母体の運営会社がどういった所か知りませんが、「よくそんな先を見据えて投資が出来たなあ」と感心しました。

自分も見習いたい所です。