遊技産業健全化推進機構の釘曲げ調査から3ヶ月経ちました。イベント時に釘を見たりしますが、こちらの地域では相変わらずボッタ釘です。
今のところ焦点になっているのは「一般入賞口」の部分となっています。
パチンコの建前上は「一般入賞口に10分間で数十個入賞する」事になっていますが、そんな台はまず見当たりません。しかし、お上が「一般入賞口に全く玉が入らないぱちんこ遊技機は法令違反」という内容を通達したので風向きが替りました。
この記事(パチの釘曲げ問題はホール側の責任だけでは無かった)で紹介した通り、一般入賞口に入賞しないのは釘曲げの問題だけではなく、納品時とはまったく異なる釘で型式試験を受けていたメーカー側に問題があります。
そこでメーカーは対応した新台を開発中だそうです。
遊技日本様より引用
釘問題に関するメーカー側の動きですが、多くのメーカーで現在、スペックの修正作業の只中にあります。その指標として、よく話に出てくるのが「BY7以上」という言葉。BYとはスタートチャッカーの入賞(有効スタート)分以外のベース値。つまり、一般入賞口で最低でもベース7以上は確保しましょうという考え方を軸に、機種スペックの修正、あるいは設計の作業に入っている模様です。
これは単純に考えて、BY7+スタートチャッカー分のベース18(1分スタート6回×賞球3個)=ベース25以上確保という考え方でしょうか。
この考え方で万事オッケーというわけにはいかないでしょうが、まずは、やれることから、少しずつということでしょうね。メーカーさんの話を聞く限りですが、年末年始あたりの新機種から、このような仕様の機械が増えてくるとのことです。
「BY7+スタートチャッカー分のベース18(1分スタート6回×賞球3個)=ベース25」という風になると強制的にまわるんパチンコ状態になるわけ。
くるくるパーチンコ
ただ、ベースが25で確率が1/320以下となれば大海物語3よりも出玉感が無くなります。
おそらくはBY値を上げつつもスタートチャッカー分のベースを下げてくるはずです。
それによりどうなるかと言えば、「玉持ちはいいけれど1回まわるまでに時間がかかる」台となります。
パチスロの新内規みたいに間延びするわけですね。
まわるんパチンコのようにショボ出玉がいいのか、新内規のスロットみたいに時間効率が悪い台がいいのか、これを客がどう判断するでしょうか、注目です。
今後は更なるボッタクリ台も
12月からは遊技産業健全化推進機構の予告通り、あまりにも酷い釘曲げが見かけた場合は「警察に報告」という事になります。それに対応する形で東京が非等価交換に移行しますが、全国にはまだまだ等価の地域があってボッタ釘じゃなければ営業出来ません。
という事でメーカーは釘を曲げなくても粗利が取れるパチンコ機を作っている可能性は十分あります。
もちろん開け調整も基本無くなるわけですから、平打ちでしのいでいるパチプロにとってはより厳しい時代となるでしょう。
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