ホールには多くの新基準機が導入されましたが、それらの台のMY値が軒並み下がっているそうです。
モード1.0様より引用
既に新基準機は数機種稼働しておりますが、
いずれもMY値が旧基準機と比べてかなり劣る実績となっております。設定1のMY値を高い順に並べると、
・麻雀物語3
・ガン×ソード
・EVA希望の槍
・デビルサバイバー
・バイオ6
・ジャッカス
・ストライクウィッチーズ
・リリカルなのは
・ドラゴンギャル
となりますが、2,500を超えているのは麻雀のみです。
また麻雀やガンソード、デビルサバイバーなど、
上位の機種は昨年9月16日~11月30日申請分が多くなっております。保通協適合状況は昔に比べて回復傾向にありますが、
規制後はっきりとMY値でスペックダウンが見てとれます。新基準機でもクオリティが高く、コンテンツ力もあり、
ゲーム性も考えられている機械は昔と変わらず高い初動実績が出ますが、
旧基準のヒット機種のような長期稼働貢献は非常に難しくなりそうです。旧基準機が併設される以上、新基準機を評価する際は、
スペックダウン分のマイナス評価をした上で台数を決める必要があります。ちなみに北斗の拳強敵の事前発表値は、
C単価(設定1) 約2.8円
平均MY(設定1) 約2,640
MY単価(設定1) 約943
と聞いており、新基準機の中では高めの数値となっております。事前シミュ数値通りかそれ以上の実績が出れば、
バイオ6や麻雀3を超えた新基準機初の長期稼働機種(20週以上)になるかもしれません。
MY値についてはちょっと前の記事(パチスロに新たな自主規制の動き「MY2万枚を超えないように」)にて解説しました。
上記の記事を見て「アレ、ちょっとおかしいな?」と感じた人は正解です。
新基準機は旧基準機と比べて出玉性能は何も劣っていません。
新基準機のMY値が低いのは当たり前
新基準機は高ベースなので初当たりが重く、1日あたりに引けるAT・ARTの数が旧基準機より明確に少なくなっています。
MY値というのは1日の最大差枚数ですから言い換えれば『1日打てばどの程度の事故が起きるか』です。
初当たり回数が少なければそれだけ事故が起こる確率が下がり、MY値も低くなります。
もっと言うと新台期間から客飛び最速で空き台が出てもMY値は低くなります。メーカー側が出すMY値は「1日7000ゲーム」など一定の稼働を想定して算出しているはずですが、稼働が想定を下回った場合はMY値も低くなるはずです。
つまり規制前の台は殆どが「コイン持ちが1Kで25~30回転くらいで、新台ならフル稼働していた」のでMYを横比較しても有効だったわけですが、過去の台と今の台とでは条件が異なっています。異なる条件から出た数値をそのまま比較することに何も意味がありません。
つまり、新基準機の数値を見てメーカー側は「もっとMY値を上げないといけない」と結論づけちゃ駄目です。
りりかるなのはみたいな純粋に出ないゴミ台は許されませんが、新基準機だって万枚・2万枚は現実的に出ています。
そして万枚・2万枚出している人の横で50枚・100枚獲得終了で涙しているメタボ教授のような人が沢山居ると思います(´;ω;`)。打ち手からすれば、もっとMYを下げた台を作って欲しいです。
「MY値が低い=設定を入れないと稼働が付かない=ホールが買ってくれない」という構図があるので、メーカーの立場も解ります。
でもそれなら過去の台との比較が出来ないように、MY値とは違う「荒さを示す指標」を考えるべきです。
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