集中講義「パチスロ以外のギャンブル概論」第三回はパチンコについて解説します。

パチンコは有料の情報商材が多いように、無料素材で「これだけ見とけばOK」というものはググッても見つかりませんでした。学習する手間と時間を考えれば、お金を出して上級者からノウハウを学ぶのもアリです。

ちなみに自分はこの方からパチンコを学びました。

和泉純

パチンコ攻略マガジンの和泉純さんですね。



写真を見て、もし違う人の名前を思い浮かんだのならインターネット病ですので

お薬増やしておきますねー(´・ω・`)

彼のパチテレ(有料チャンネル)のレギュラー番組を見ているだけですが、とても勉強になります。

釘の見方

まずは初歩中の初歩であるヘソ釘のサイズです。
上から覗き込むように見るとヘソ釘が開いているかどうか解ります。

ヘソ釘を見る人は多いので、開ける事でお客に優良店をアピール出来ます。
逆に開いて無ければ「店は出す気がない」と単純解釈してもほぼ問題ないでしょう。

個人的には上記の動画で言う13.5くらいのハの字じゃないと触りたくないです。

現実的には「ヘソ釘は開けるけど他の部分で削っている」事が多いので、開いているからという理由だけで打つことはありません。
そこを見極められる能力が釘読みの実力差だと思います。

釘読みをする時に一番大事なこと

まずこれから釘を学ぶという人に知ってほしいのは「機種ごとの特徴を考える」事です。

ヘソに入賞するルートは大きく分けて3つに分類されます。
全体像
1が通常ルート、2がワープ・ステージルート、3が左からの跳ね返り・右打ちルートです。
この重要度が機種毎に大きく異なりますので、それに合った釘の見方が問われます。

ヘソ釘の例

ヘソ釘は開いている方がいいですが、下の写真のように右の釘が下がっているとよくないと一般的に言われています。
海釘右下がり

何故なら玉は通常ルートだと左上から飛んでくるので釘が右肩下がりだと入りにくくなるわけです。
こういう調整をしている店は多いと思います。
ただ、上ルートからや右ルートからヘソに絡むケースが多い機種だと問題ありません。

また、通常ルートでも道釘の角度と障害物の有無によって変わってきます。
盤面
図表素材元AURA’S WEB

図表の4番の地点(風車)と7番(ヘソ)の地点を結んでその角度が大きければ大きいほどヘソの到達する玉の弾道は高くなります。
逆に角度が浅いと弾道が低くなります。
弾道が低い場合は右肩下がりのヘソ調整が大きくマイナスになるわけ。

また緑の◯で囲った部分の構造も大事です。
ここに障害物がある機種だと通常ルートの弾道が低くなります。

逆に障害物がない機種ならば通常ルートからステージへの乗り上げが多くなります。
ステージへの乗り上げが多い台なら道釘(5番)やジャンプ釘(6番)のマイナス調整を気にしなくてもいいわけです。

といった感じで機種によって釘の調整の影響が違う事を知って下さい。

近年の傾向としては「こぼし」「はかま」「風車」などいわゆる寄りで削るケースが多いので、そこをしっかり見ることが重要です。
釘の見方としてはググッテ出てくる情報で十分だと思います。
あとワープのマイナス調整もよくあります。

言うまでもなく「こぼし」「はかま」「風車」は通常ルート、「ワープ」はステージルートに関わります。
つまりこちらもマイナス調整の影響は機種によって大きく異なります。
そういう視点で釘調整の評価を行って下さい。

釘調整以外のマイナス要因

パチンコでマイナス調整と言えば釘だけではありません。
いわゆる「寝かせ」という台の傾きファクターも重要です。
カイジの沼攻略みたいに建物が傾いているケースもありますし、店側が意図的に台を傾けて設置している事もあります。
特にステージは水平状態という前提で設計してあるので、変な方向に傾くとヘソに向かわなくなります。

以前の高尾の台は寝かせがあるとほぼ100%ステージから入賞しなくなるので寝かせボッタクリ店炙り出しとして価値がありました。でも今は改善して高尾の台の存在価値がなくなりましたw。

一般的に寝かせとは台を奥に寝かせる事を指しますが、奥・手前だけでなく左・右に傾いている事もたまにあります。
特に台が左下がりになるのが最悪です。
左下がりだと通常ルートは玉の勢いが死にますし、ステージルートだとヘソに向かう直通ルートに行って入賞するかと思いきやヘソの左釘で弾かれるケースが多く出てきます。

寝かせを見抜くのは基本試し打ちするしかありません。
どうしても無駄銭を使いたくないのなら他の客が打っている様子を後ろからベガ立ちで観察するしかないです。

以上の視点を身に付ければ台選びにも格段の進歩を遂げるはず。
釘1本1本にそれぞれ意味があり、「店側がその釘を曲げる事に何の意図があるのか」をひたすら考えて下さい。
そうすれば試し打ちで3000円打って54回転(1K18回)だったとしてそれが「上ムラ」なのか「下ムラ」なのかまで察せるようになります。

平打ちで喰うとなると右打ち時の釘の評価や止め打ちなどの攻略要素も重要です。
ただ自分のような潜伏ハイエナ中心の人間は右側の甘さ辛さをそんなに気にしなくていいと思いますので、まずは左側をちゃんと見れる努力をしましょう。

あとパチンコには羽根物という別世界も存在します。これも相当奥が深いです。
右打ち時や羽根物についてメタボ教授は超ド素人なので語ることはありません。

他のブロガー様にお任せします。