ディープインパクトが凱旋門賞を勝てないと断言できるその根拠

ディープインパクトの今年のテーマは海外遠征。凱旋門やキングジョージを視野に入れているようです。しかし現状では勝つのは厳しいと思います。今日も長い話ですが、ディープインパクトの特徴を一昨日の続いて述べさせていただきます。

以前、お偉い学者様達がディープインパクトの走り方を研究しておりました。

要約するとディープインパクトの一完歩の距離が長く、しかも低空で前に飛ぶ感じなので一完歩の時間も短いということで結果他の馬とのスピード差につながっているということです。

しかし、これがディープインパクトの強さの理由と言ってしまうのは、どうかと思います。
このデーター自体を否定する気は全くありません。
重心を低く飛ぶから中山の坂に対応できないのです。

私の意見としてはディープインパクトの凄さの本質はあの走り方のおかげで高いスピードが出せるということよりも、長距離戦の最後にあの走り方が出来るスタミナがあるということを論じないといけないと思います。

----------sponsored link----------


まず私の定義としてスタミナというものはガソリンの容量と足回りの消耗(F-1でいうタイヤの消耗)に分けて考えています。ガソリンの容量は心肺機能とほぼ同定義で、世間一般に使われるスタミナとさほど変わりありません。

対して足回りの消耗は競走馬の脚の疲労度です。手前が変えられなかったり、下り坂でスパートして脚に負担をかけすぎたりすると、ガソリンが残っていても伸びないケースが多くあると思います。
結論を先に言うとディープインパクトの凄さの本質はガソリン量よりも脚まわりのよさにあるのだと思います。

ディープインパクトの蹄鉄が磨り減らないのは有名な話で、それだけロスの少ない走りをしているということです。あとデーターが無いのではっきりとしたことは言えませんが、ディープインパクトは最後の直線で他の馬より真っ直ぐ走っている印象があります。一方お兄さんのブラックタイドは4コーナードリフト走行をするかのごとく回ってきていた印象があります。同じ血統のディープインパクトとブラックタイドの最大の違いはそこにあると思います。

あとトップスピードについて言求しますと、ディープインパクトよりもビハインドザマスクやゲイリーイグリットやブロードアピールのように一完歩の距離が短いけど極限まで一完歩の時間を短くした馬の方が速いはずです。更に急坂にも対応できます。もちろんこの走り方では燃費も悪く、更に足回りの消耗も激しいため、これらの馬の好走例は1200m以下の距離でなお且つ最後の直線まで脚を貯めた時に限られる
わけです。

以上のことを簡単にまとめますと、ディープインパクトのトップスピードの高さの真相はディープが早く遠くに飛ぶからではなく、真っ直ぐ走るから他の馬より目的距離に達するのが速いからではないかということです。そして脚周りに負担のかけない走りだから、長距離でペースが緩まないレースでもあれだけの末脚が使えるのではないのでしょうか。また長くなりました。

阪神大賞典はディープインパクトの圧勝に終わりましたが、私の視点から言いますとただ単に勝ってしまっただけです。気になったのは最後の300mはフォームが崩れていたように思えます。向かい風のせいか重馬場のせいか斤量のせいか分かりませんが、昨年の無理使いの反動が間違いなくあったことを考えると、仕方ないかもしれませんが。

「ディープインパクトの弱点」についてですが、このレースでは何も矯正はできませんでした。これでは今年最大の目標の凱旋門賞挑戦は失敗に終わる可能性が高いと思います。
何故ディープインパクトは凱旋門賞に勝てない訳を前回までの話を含めてここでさせていただきます。

理由として凱旋門賞のコースにあると言えます。
ロンシャン競馬場は直線こそフラットですが道中は高低差が激しいコースです。
果たしてディープインパクトの走り方で対応できますでしょうか。

そしてなにより馬群突破が出来ないどころか馬群の中に入れないのが致命的だと思います。
凱旋門賞での大外差切り勝ちはかなり珍しいわけです。

つまり、エルコンドルパサーは逃げたから結果が出たのです。ところがディープインパクトはこのままいくと走りにくい外々を通らされる訳です。ディープインパクトの凱旋門賞はどこが放映するのか分かりませんが、「ディープインパクトは伸びません」という実況が簡単にイメージできます。ただフォルスストレートからスパートして内ラチ先頭を取りきってしまうという手段は残されています。でももしそうしても残り1000以上からのスパートとなり、直線バタバタになり他の馬に差されるでしょう。

エルコンドルパサーの時に実況が言った競馬史に残る名言(迷言?)「もう一度差し返せ」(NHK:刈屋アナ)がまた出てくるかもしれません。

----------sponsored link----------

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ