宮城県では来店イベントに関して、あらゆる告知が一切禁止という踏み込んだ内容となったそうです。

3月1日から埼玉県ではライター、有名人の来店イベントが禁止になった。店内告知も含めて一切の告知をすることが禁止になった。告知できないのであれば、来店イベントをやる意味がなくなる、というものだ。

そういう状況でこの手のホール情報誌は、第三者の雑誌媒体が取材日を告知するというのがウリのようだが、早晩ホール情報誌にも規制がかかるのではないか、と思っていたら、今度は宮城県が5月9日付で「ホールが行う雑誌取材、ライター、芸能人、有名人等の来店広告禁止について」と題する通達を出した。

従来、同組合では来店イベントなどは「事実の告知程度であれば可」と回答してきたが、4月24日、宮城県警本部生活安全部生活安全企画課から「事実の告知であっても事前の来店広告は一切禁止」との行政指導があった、という。

生活安全企画課にはパチンコ雑誌とリンクした取材広告の具体例を挙げ、「これらのやり方はどう考えても射幸心を煽っている。違反ではないか」との投書が複数寄せられている。

警察も取材と称してことさら、特定の日や出玉イベントを想起させ、著しく射幸心をそそる行為に抵触すると判断したようだ。

この結果、具体的に次の事が禁止となった。

雑誌取材、ライター、芸能人、有名人の来店に伴うホールが行う事前広告は、注意喚起や事実の告知を含めて一切禁止とする。当日の事前告知も当然禁止となった。

禁止媒体はテレビ、ラジオ、ポスター、POP、掲示板、新聞、雑誌、新聞折り込みチラシ、インターネットホームページ、ブログ、ツイッター、LINE、専用アプリなどすべての媒体が対象とした。

これが全国に波及するとホール情報誌系は相当な痛手となる。

路線変更を余儀なくされることになる。
出典:パチンコ日報様より

とてもいい傾向です。

是非とも全国に広がってほしいのですが、もちろん抜け道はいくらでもあります。

具体的には昔の記事
広告イベント規制の抜け道を教えます
で書いた通りです。

打ち手側の情報に偽装すれば、現状取り締まりようがありません。



先日こういうツイートが話題になっていましたが、

もし仮に引き子を雇っても自分の日当が出るのなら、レイトギャップ平和島さんは優良店だと言えます(店側のサクラなら、こういったやり取りは起こらないです)。

僕には「拡散希望」である理由がよく解りません。

打ち子が抽選前に割り込みしたのならまだしも、ルール違反を犯してないのに店員に報告しても店側は困るだけです(少なくともこの店のHPにある「抽選ルール」には反していません)。

しかし、こういった「拡散希望ツイート」も店側からすれば広告となります。

つまり、この事象を応用すれば打ち子や引き子の募集広告を出してイベントの事前告知をする事が可能です。

そこまで巧妙なイベント広告はまだ無いと思いますが、そのうち出てくると思います。

広告規制を徹底させるとなると、店側を営業停止させるだけではなく、広告の発信を請け負ったサクライター側にも厳しい処分を与えるべきです。

しかし、現行の法律や条例だと難しい部分もあると思います。

そういった部分も議論しておくべきではないでしょうか。