その時ハイエナの転換点がやってきた

2011年の春と言えばパチスロモンキーターンが登場しました。
これによってハイエナ業界は何が変わったのでしょう?

「ゲーム数解除という概念が出来てゾーンのハイエナが出来るようになった」

それは60点の回答です。

足りない40点は



「台上データ機器へのARTカウントをほぼ正確に出力した」

という事象です。

ちなみにモンキーターンのようなARTゲーム数解除を5号機で最初に取り入れたのは三洋の「天外魔境」という台になります。
ただ天外魔境はデータカウンターでの表記の仕方が店によって大きく異なりました。

モンキーターンはARTのカウント表記をほぼ統一した事により、新たな立ち回りが生まれたのです。

ハイエナの産業革命となった新しい方法

それはデータロボサイトセブンを使った立ち回りです。
サイトセブンは今現在トップレベルのプレイヤーなら絶対に使っているツールだと思います。
でも今回は基礎から説明します。

サイトセブンには、機種ごとに当たったゲーム数を集計してデータ化した
「分析!!大当たり」
というものが公開されています(50ゲーム刻み)。

パチンコ・パチスロというのは多くの台が完全確率抽選です。
だから50ゲーム毎の当選率はほぼ一緒です。

これを見れば谷村ひ◯し先生の「京楽の台は45の倍数がアツイ」とか「牙狼は500ゲーム前後が狙い目」が嘘である事くらい解りますが、それ以外の使い道はありませんでした。

ところがです。モンキーターン以降のART機ならサイトセブンの分析大当たりの数字を見れば本当にアツいゲーム数が一目瞭然になります。

デタラメだらけの雑誌の実践値

もちろん雑誌にもゲーム数解除振り分けは載っていますが、「実践値」としてデタラメやってます。

例えばモンキーターンだと雑誌では129~224はややチャンス、257~384は大チャンスと煽ってました。しかし、サイトセブンのデータを見ると実質狙っていいのは384手前だけです。

モンキーターンで自分がよく狙っていたゾーンはズバリ500~600です。
500ハマリからは天井狙いするのが一般的ですが、500から期待値があるのは500~600の振り分けが濃いという側面があります。

フェイク前兆の法則やロゴからモードAの可能性が高いと判断すれば600で止めてました。

雑誌のデタラメ実践値といえば聖闘士星矢が一番酷かったです。
実践値ではマ◯ジン、必◯本共に
「200~300が特にアツい」事になっていましたが、
実際アツいのは400~500、600~700です。

サイトセブンを使えば正しい情報を新台導入初週から得られるので、雑誌の偽情報に踊らされる事はありません。

-注意点-
サイトセブンの「分析大当たり」は無機質に大当たりデータを集計しています。
だから連チャンする度に大当たり回数が増える台は「1~50」の解除率が高くなります。

それと先述した天外魔境のようにデータカウンターへの出力表記方法が店によって異なる台はデータの信用度が下がります。

あと稼働が少なくなるとその台の「分析大当たり」の公開が終了してしまいます。

もちろんメーカーも対策を考えた

ゾーンという概念の浸透により、ゾーン外を回さないお客さんが増えました。
そこでメーカーはどこからでも客に打って貰えるような台の開発に乗り出します。

SNKの台ようにゲーム数解除のゾーン外はCZを高確率にする
とか
慶次(AT)みたいにゲーム数解除を弱くして歌舞伎ブレイク解除をメインにする
とか色々と考えています。

その結果、

『どのゲーム数から打っても当選率がほぼ一緒』

という作りなのが現在のトレンドです。

「モードを察知しそのゾーンをピンポイントで狙う」という手法なら通用しますが、単にゲーム数を見て解除ゾーンを打つ時代は既に終了しております。

次回は「努力は必ず報われる・・・わけではない」というテーマで、
2014年を生き残るためにこのサイトセブンを使った立ち回りをどう進化させないといけないのかを講義します。

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