努力は必ず報われる・・・わけではない

パチスロでトップレベルを走っている打ち手の方々は少しでもライバルに差をつける方法を日々考えていると思います。
それを積み重ねた結果が収支の向上に直結するわけです。

でも2014年から重要になるのは
「その立ち回りに期待値はあるのか?」
を見通す能力です。

前回話したように、メーカーはどの状態からでも打って貰えるように様々な工夫をしています。

エウレカセブン2に見る新世代のハイエナ殲滅プラン



その極端な例がエウレカセブン2です。
これは身の毛もよだつ恐ろしい機械でした。

ご存知のようにエウレカは導入当初から
モードAからモードDまでの4種類のモードがあると明言されてました。

そして解析が出るにつれ
「スーパーBIG後がアツい」とか
「デューイモードはピンポイントで狙える」
という話をする打ち手が多かったと思います。

でもこれらは罠です。
正解は「天井狙い以外用はない」となります。
データを取れば明確です。

実はエウレカセブン2のAT(コーラリアンモード)の当選ゲーム数分布には極端な偏りが存在します。

「天井」か「ボーナス・AT直後」か「仮天井」の3契機での当選が90%以上占めています。つまり150ゲーム~900ゲームまではAT当選は殆ど期待できません。
もちろんボーナス当選の激アツゾーンなども存在しません。

本来はデータの偏りを考えれば300サンプルは欲しい所ですが、エウレカ2は極端に偏っています。ゆえにサイトセブンのデータなんて使わず、ホールで直接サンプルを取っても十分理解して頂けるかと思います。

モードD濃厚台なら流石に拾ってもいいですが、ゲーム数とモードを掛けわせたゾーン狙いですら殆ど効果がなかったはずです。
デューイモードの当選率や性能にサミーお得意の詐称が存在すると推測しています。

導入後の早い段階で
「エウレカのゾーンやモード狙いなんて時間の無駄」
と見切らないと道路の水たまりで魚釣りさせられる結果となりました。

特にその時期はウルトラマンウォーズやパチンコ百花繚乱のハイエナが店を探せばまだ出来ました。
なのでエウレカ2中心の立ち回りだと大きな機会損失になったわけです。

ただ今回紹介したケースはサイトセブンで自動集計が出来ません。
面倒臭いですが、自分の手で抜き出して集計します。

もちろん、全ての機種の大当たり履歴を独自分析調査していたら時間がいくらあっても足らないと思います。
怪しい台をいち早く察知する能力が重要です。

例えばモード毎にアツイゲーム数や天井が違っている台は独自分析調査をする価値があります。
天国ループした履歴を取り出し、その前後の解除ゲーム数を集計する事によりモード移行の概要が最速で明らかになる台も過去に数多くありました。

大事なのは出玉に結び付くフラグを狙い撃ちする事

エウレカ2だけではなく、全ての台において出玉の起因となるART(AT)の当選経緯を見抜く作業は今後も重要となっていくでしょう。

AKB48みたいにART(神曲ラッシュ)は全てボーナス経由なら問題ないのですが、そうでない機種はARTへの突入契機が何であり、ゾーンや天井で何が当たるのかを意識しないといけません。

2014年は特に
出玉にあまり結びつかない擬似ボーナスが当たるゾーン
が流行ると個人的には考えています。

それとニューギンが2013年末に出した「湘南純愛組」のジャックポッドシステムもこれからのエナ駆逐トレンドとなるでしょう。
ジャックポッドシステムとは液晶に残りゲーム数を表示して簡単にハイエナ出来るようにして実際の当選率が3%といった罠でした。

既に
「ハイエナをやっている打ち手からも利益を徴収しよう」
という時代に移りつつあります。
その罠に気づいて効率よくデータ収拾を出来た者だけが生き残れます。

次回からは立ち回りの実力差が顕著に現れる「店選びの基準」についてお話します。

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