主要ニュース各サイトで「パチ屋の売上が35ヶ月連続で減った」事が報じられました。

経済産業省が2017年4月14日に発表した2月の特定サービス産業動態統計速報によると、遊園地・テーマパークの売上高は446億円で前年同月比2.4%増と、4か月連続で増加した。ただ、入場者数は2.3%減だった。

遊園地・テーマパークの売上高は4か月連続で増えた
利用者数減が売り上げに影響
売上高を前年同月と比べると、対個人サービス業の趣味・娯楽関連業種(ゴルフ場、ゴルフ練習場、ボウリング場、遊園地・テーマパーク、パチンコホール)は、遊園地・テーマパークの1業種だけが増加。4業種が減少した。

ゴルフ場は2か月ぶりに8.6%の減少。利用料金収入、利用者数、営業ホール数のすべてが前年を下回った。ゴルフ練習場とボウリング場はいずれも利用者数が減り、売上高の減少傾向が続いている。

パチンコホールは8.4%減の2823億円と35か月連続のマイナスとなった。
出典:J-CASTニュース様より

35ヶ月・・・

売上比較というのは本来なら意味がありません。

スロットの新内規やパチンコの適法機など売上があがりにくい高ベースの台が増えているからです。



それ故、遊技人口(来場者数)の増減で語るのが望ましいのですが、機械的に来場者数をカウントするのは難しいのでデータとして出てこないのだと思います。

レジャー白書のように、ファンの数を算出しても、定義によって数字が変わるので、信用性がイマイチですし。

実際問題、ホールの客付きはどんどん減っているように感じます。

一昨日こんなツイートが話題になっていました。


悲しいなあ(`;ω;´)

有名芸能人を呼んでも効果ないくらい末期症状なのでしょうか。

官公庁よりも酷い調査をしている

のがパチンコ・パチスロ業界クオリティです。

昨日こういう記事を見ました。

ファンアンケート等の結果を報告/日遊協

「2016年パチンコ・パチスロファンアンケート調査」は、同協会が例年実施しているアンケートの最新版となり、今回は平成28年11月から12月にかけて調査を実施。調査方法は調査実施ホールの来店客にホール従業員が直接聴き取り調査を行う、あるいは休憩スペースで来店客が直接アンケートシートに回答するという方式が取られ、全国127ホールから合計2,242の有効回答が得られた。

今回の調査では、特に離反リスク層(※パチンコ・パチスロについて総合的な満足度が「とても不満」~「やや不満」で、かつ低頻度の層)を含む不満層に焦点を当て、離反防止への方向性を探った。

その結果、離反リスク層は、他の層と比較して、「居心地の良さ」「好きな機種の台数の多さ」という項目で、重視点かつ不満度の高い回答が多かった。そのため、ホール環境という点で必要な取り組みとしては、「店内の清潔感」「店員の接客態度」の維持、レベル向上と、「1機種6台以上の機種構成」が望ましいとされた。また、遊技機については「6割近くの離反リスク層は、3万円を超えると使い過ぎたと感じるため、射幸性を適度に抑えた遊技機の開発、普及が望まれる」との分析結果になった。
出典:遊技日本様より

どんな調査をやったら、こんな結論になるの?

という感想です。

確かにまこまこに会いに行って先客が居たら、
「6台以上入れて、G1がある日には全6にしろよ、そしたら競馬をサボって打つから」
と思いますが、
ホール側が意識すべきは
何でもかんでも6台以上導入する事ではないですよね。

調査すべきは

客はどんな台を打ちたいのか?

ただそれだけです。

適切な射幸性についても5スロと20スロが混在し、等価・非等価も混在する状況ですから、「◯万円までの台が正解」と決めつけるのはよくありません。

ミリゴ凱旋やビンゴみたいな荒い台を好む人も一定数居るわけです。

純増を自主規制している以上、取り切れないレベルまで上乗せするのはNGですが、2000枚~3000枚レベルの塊が現実的な頻度で来るような台は全然アリだと思います。

ユーザーは何が不満なのか?
現実を直視しないと先に進めないわけですが、それを無視して話を進めている限り何をやっても無駄でしょう。