年末年始のホールできちんと立ち回れましたでしょうか。私はこの時期を利用して各台の設定1の出玉状況を見ていますが、北斗は気軽に座ってはいけない吸い込みをしていました。解析もある程度出ましたが、設定1は蒼天よりも中チェ待ちのゲーム性です。北斗の名前に騙されてツマンナイ台を打たされて爆死した人は残念でした。結局この年末は面白い台を沢山撤去してツマラナイ台を入れたホールばかりでした。そんな中、番長2人気は健在で今も高い稼動を保っています。昨日行ったホールでも20台終日フル稼動でした。でも、客側が勝ったのは1台だけでそれも+1000枚。それ以外は地獄絵図でした。設置が12台以下のホールでは全台店側勝ちのパーフェクトゲームも珍しくありません。番長2は先日述べたように店の集金箱のようなもので触る価値すらないと思っています。ギャンブルの体をなしていないのです。番長の出玉性能に疑問に持つスロッターがあまりに少ないのは不思議で仕方ありません。番長2に養分スロッターのMっ気をそそるポイントが沢山あるのでしょうか。それとも「今は引き弱だけど確率はいつか収束する」と信じて打っている人が多いのでしょうか。「いつか跳ね返りがある」と信じて番長2に金を突っ込んでも無駄です。終日打ってもスキージャンプみたいなスランプグラフを描くだけ。打ち出し開始から直滑降、ジャンプしても右肩下がりで、スランプグラフの底に着地してテレマークみたいなグラフをよく見ますよね。

番長2は極端な例ですが、最近の台は低設定が辛くなりました。サクラ大戦3騒動があっただけに当然の流れだと思います。でも設定1の機械割の表記は5号機になってからずっと96%前後ですよね。これはどうしてなのでしょうか。

検定を通したものと違った「偽データお構いなしの営業用資料」をメーカーが配布しているのなら話は簡単です。大都技研やKPEやサミーの台を触らなければいいだけです。問題はそうじゃ無かった時です。機械割詐称じゃないけどホールでは出ないようなプログラムになっている可能性もあります。「機械割詐称じゃないけどホールでは出ないようなプログラム」って出来るの?と聞かれそうですが、理論上は出来ると思います。ここまでで既に(・。・)ポカーンでしょうが、ここからもっと電波的な事をいいます。

[私はパチスロが完全確率で抽選されるものだと思っていません。]

「パチスロはレバーを叩くと完全確率で抽選される。だからいつかは機械割どおりに収束する」と思っているスロッターが大半だと思います。でもゴッドハンターVという台を打ってみてください。レバーONから得られる情報からは完全に独立してART抽選をしています。こういう台が世に出ている以上、「パチスロはレバーオンで抽選される完全確率」という認識は正しいとは言えません。



番長2を例にとって考えてみましょう。
レバーオンで抽選される小役や超番長ボーナスは完全確率で抽選されているはずです。しかし、番長ボーナスや頂ラッシュに関しては必ずしもレバーオンから得られる情報だけで抽選する必要がありません。メイン基板とサブ基板の違いを知っている人には当たり前の話だと思います。例えば番長2の設定変更後は特殊モードに移行して赤7が揃いやすくなります。逆を言えば「設定変更後8000ゲームは頂ラッシュに当選しにくい」というモードも理論上可能なはずです。数万ゲーム数を回すと機械割通りに収束しますが、毎日設定変更をすれば機械割以上に吸い込む事になります。半年前でしたか、某雑誌で「アクエリオンはロムクリしたら設定6でも出ない」
か電波的な事を書いていました。私はなるほどなあと思いました。
もしかしたら設定変更やラムクリのように台を開ける作業をしなくても吸い込む方法があるかもしれません。例えばART抽選のテーブルに「現在の時間」というのを参照させればいいのです。言い換えれば朝の8時から夜の11時までは ARTに当選しにくくしてそれ以外の時間はARTに当選しやすいようにしておけば、機械割以上に吸い込む事が出来ます。今年の年末年始に伊勢へ行って確かめて来ようかと思いましたが、そこまで行く費用と設定1を打ち続けるリスクを考えたら足が止まりました。
ホールにある台全てが検定に通った正規のものであるとします。ちゃんと勉強しているプレーヤーならいわゆる正攻法の立ち回りをします。それでも大負けしてしまう時代がすぐそこまで来ていると私は感じます。

今回はかなり電波的な事を言いました。私はメーカー側の人間ではなく台の検定を通した事がないので、解釈が間違っている部分もあるかもしれません。そういう場合は謹んでお詫び申し上げます。