日本馬は負け続ける。何故なら敗因をきちんと分析しないから。

2013年の凱旋門賞、今回も日本馬の制覇はなりませんでした。「トレヴは強かった」。誰にでも出来る敗因分析です。「トレブより強い馬を生産すれば凱旋門賞を勝てる」そんな漠然とした敗因分析をするからいつまで経っても勝てないのです。オルフェーヴルやキズナが凱旋門賞を勝てない理由はレース前に説明しています。

http://metabopro.com/?p=1285 (キズナ・オルフェーヴルが敗れる4つの理由)

この4要素が色々絡んだ結果なのですが、トレヴの勝因は

「オルフェーヴルやキズナが好走出来ない流れを自ら作り出した」

その1点です。トレヴは残り1000Mから加速してそのまま押し切りました。日本ではあまりない展開です。日本だと4コーナー侵入までは我慢し、コーナーの立ち上がりで加速して33秒台を出すような競馬が多いと思います。でもロンシャンの芝はトップスピードが殺される馬場なので、いくら脚を貯めても33秒台の末脚は出せません。だから日本馬は勝てないのです。ここでポイントなのは「トレヴは自ら流れを作っている」点です。言い換えれば何回やっても同じ結果になっていたでしょう。前回「オルフェーブルは馬群の中で一発を狙うべき」と書きました。もしその通りに走っていれば、トレヴが外から捲りきったのでオルフェは4着以下になってました。でも外を回る競馬をしてもトレヴに勝つ可能性は0なのです。仮にトレヴが出走していなくてもオルフェーヴルは内をスムーズに立ちまわった馬に差されていたはずです。残念ながらオルフェやキズナに勝ち目は限りなく0でした。今年の凱旋門賞で日本馬が勝つには

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ロングスパートレースでオルフェやキズナを負かす日本馬を連れてくる

しかなかったのです。オルフェの同厩のトーセンジョーダンや、弥生賞でキズナを負かしたカミノタサハラが怪我をせずに完調で出ていればトレヴといい勝負出来たはずです。「カミノタサハラwww馬鹿な事言ってんじゃないよ」と思われるかもしれませんが、そういう人には
「じゃあトレヴがジャパンカップに出走したらあなたは買うのですか?」
と問いたいです。日本の競馬ファンは学習しているのでそこまで馬鹿じゃないですよね。上がり3Fを33秒台でまとめる事が求められる近年のJCで、モンジューの系統を買うなんてお金を捨てるようなものです。凱旋門賞馬が日本のG2クラスの馬に先着を許すのがJRAが作る馬場なのです。

まずは日本の最強馬を連れて行く発想を捨てる事が凱旋門賞制覇の近道だと言えます。でも一つ問題があります。かつて名馬の墓場と言われた15年20年前と違って今の日本に「ヨーロッパ的」な種牡馬がいないのです。だから年を重ねる毎に凱旋門賞制覇が遠のく可能性も十分考えられます。「凱旋門賞出走馬がたまたま小粒になる」もしくは「サンデー系が好走出来る流れになる」といった幸運を待つしかないのです。その幸運にすがるしかないから負け続けます。今回だってノヴェリストが回避しましたし、デットーリが怪我して5馬身のハンデを貰っていました。日本馬にツキが無かったとは到底思えません。更なる幸運が必要です。でも毎年参加していればその幸運を掴む日がいつかやって来ます。だから凱旋門賞に挑み続ける事を否定はしません。

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